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異例中の異例。
こんな事、今までのシャングリア社から考えたら、有り得なさすぎて。しかも、なんといってもシオンが主催。
姿さえ一般人はおろか、地位の高い人ですらまずお目にかかれない。極々限られた、たった一部の人物のみだ。俺の内定式のお披露目が、異例だったのだ。
一体。何が始まるというのか......世界は興奮に包まれていた。
俺は......その招待状を、握り締める。
どういう訳か知らんけど......会場に、彼がいる＿＿もう一度、会える、チャンスがある＿＿！！
そして、その招待状には、自分も知人等、自由に同伴者が可能と明記されていた。
俺は、優太を選んだ。
何故彼にしたかと言うと。不思議な事に。
通訳士の関係で、玄樹が。
そして、モデル業界の関係で、じんが。
俺と同じように、招待されたのだ。
まだ大学生である海人の元には、優太と同じく流石に招待状は届いていなかった為、同じく明記されていた同伴者として、玄樹が連れていくそうだ。
こんな、直接会場に入れる人間なんてほんのほんのひと握りなのに。俺だけではく、じんと玄樹の元にまで招待状が届き、結果的に5人全員行けるようになったなんて。
こんなの、絶対単なる偶然じゃない。
あいつが、また何か考えているのか.......とにかく、意味があるに違いない。と思うのだ、俺は。
だがそれは、むしろこっちにとっても好都合。
ドンと構えててやる。いや、むしろ......真っ向から立ち向かってやるからな。
覚悟して待ってろ。
こんな曖昧なまま、終われない。
答えを見つけ出す。
必ず、紫耀に会うから＿＿
普段あまりかしこまったスーツなど着ない優太さえも、きっちりと正装をした。普段割とポンコツやけど、こういうんは案外ビシッと決まるんやねんよな。
緊張を含んだ胸で、みんなで向かった。
会場内は、誰もがこのイベントを、本当に楽しみに期待を膨らませているのが、その皆の表情や様子からわかった。
そしてそれは、その時間が近付けば近づく程、更に落ち着きなく高まる。
何度も何度もさっきから時計を見やる優太に落ち着けと宥めながらも、俺自身、実際ドキドキしてこっそり深呼吸を何度もしていた。
k「そろそろだな......！やべぇ、めっちゃ緊張する！」
n「おん＿＿」
��紫耀��は、現れるのだろうか。
一体、何をするつもりなのか＿＿
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ありす(プロフ) - ichiconv6さん» 先が読めないサスペンスと言って頂けるのは本当に感激です！どうか今後もよろしくお願い致します！ (2020年3月12日 23時) (
レス) id: 5980c14644 (このIDを非表示/違反報告)
ichiconv6(プロフ) - 本当にどうなる？先が読めない展開…果たして廉紫耀は再会して幸せになるのだろうか…土曜サスペンスみないな効果音が聞こえるよ。 (2020年3月11日 23時) (レス) id: 9124e2aeb0 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 蘭さん» 反応ありがとうございます！どうなってゆくのか、展開をどうぞお見守りください...！笑 (2020年3月5日 21時) (レス) id: 5980c14644 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - うわああああああああやばいですうううううう！！！！！！最後の1文やばいてすうううううう (2020年3月4日 6時) (レス) id: 34cf0ac15c (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - あおいさん» あおいさんはじめまして。中毒性高いというのは初めて言われました！とても嬉しいです、ありがとうございます！ゆったりやってますがどうかよろしくお願い致します♪ (2020年2月25日 22時) (レス) id: 5980c14644 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす
| 作成日時：2020年1月20日 21時
