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俺はただただ、紫耀に伝えたい事があった。
過呼吸になりそうな呼吸音に自分も焦りそうになる気持ちを抑えて、願う。
t「紫耀＿＿！！」
届けっ＿＿！！
t「ねぇ紫耀、覚えてる？俺が......変な人に絡まれた時、紫耀、助けてくれた時の事＿＿俺、あの時すっごく怖くて、でもジャニーズだし、どうしたらいいかわかんなくて、焦って泣きたくなったけど、かっこよく紫耀が助けてくれて、本当に嬉しかった＿＿」
隣で岸くんが突然何が始まるんだという顔で凝視すている視線を痛いくらいに感じているけど、俺は続ける。
t「だからね、今度は俺が、紫耀にお返しをする番なの。もう、俺は紫耀の後ろで守って貰うような弱い子供じゃない。もう、大人になれた、強くなれた。紫耀のお陰でね」
すると、ようやく「ッで、も＿＿」という掠れた声がドアの向こうから聞こえてきた。幸い、呼吸は落ち着いたようでそこはひとまず安心する。きっと紫耀も、まさかの俺の話の入り方に予想できてなくてびっくりしたんだろうななんて思っておく。
t「ねぇ、教えて？紫耀が、そんなに恐れる理由......。何をそんなに、一人隠れて拒絶して、怯えてるの？ただの盗撮、だけじゃないよね＿＿？」
k「海人＿＿」
t「確かに今更気付くなんて遅いよね。ごめんね。でも、わかるよ。紫耀、いっつもそうだもん。こうやって何かある時は、自分の事だけじゃなくて、誰かを、守ろうとしてるんでしょ？」
h「ッちが！海人は悪くないッ＿＿俺が......俺の判断が、浅はかで、弱いせいで＿＿ッ」
鼻を啜る音と、嗚咽が痛々しく響いてきて、胸が締め付けられた。
ああ。独りで泣かないで。
俺らがすぐ側にいるよ。大丈夫。だからねぇ、その扉を開けてよ。本音の心を開いて、紫耀。俺らは何でも全て受け止めるから、支えるから＿＿
k「そっかぁ......紫耀、偉いな」
h「ひくっ、ぇ？」
k「ちゃんと言えたじゃんか。ちょっとでも嬉しいよ、お前の本心に触れられた、近付けた気がしたし」
さっきの焦りは消え、扉の向こうにいるから見えないはずの岸くんの表情は、にこやかに温かく微笑んでいた。
でもきっと、紫耀にも届いたと思う。その優しい落ち着く声色、俺らいつも一緒に過ごして、今みたいな岸くんの温かさは充分何度も、間近で受け取ってきたからさ。
h「なん、で......そん、なっ優しい、のッ＿＿」
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ありす(プロフ) - はるきさん» はるきさんありがとうございます。いずれ結婚する事は予想していましたが、自分の考えでは活動休止後だと思っていたのでまさかのこのタイミングでびっくりしました。少しモヤモヤする部分もありましたが、今はもう大丈夫です(^^)嵐が好きという事は変わりません！笑 (2019年11月16日 16時) (
レス) id: 5980c14644 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ありすさん» 書いてくれてありがとうございます。良かったです。そしてニノ結婚しましたね。おめでとうございます。パニックになったって言ってましたが大丈夫ですか？ニノが選んだ相手ですからきっと幸せな夫婦になると思います。嵐も後約1年ですね。最後まで頑張って欲しいです。 (2019年11月16日 2時) (レス) id: 5952bc852d (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - ももさん» わっももさんこんばんは！よくリクエストしてくださって本当にありがとうございました！私も嬉しかったです♪締め切ってしまって申し訳ありません(；▽；)でもまた書こうとは思うので、またその時よろしければリクエストくださいね！笑 (2019年10月26日 19時) (レス) id: 5980c14644 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - こんばんは！この小説が無くなってしまうのは残念ですが次の作品も楽しみにしてます！リクエストしようと思ったら期限終わっちゃってましたね笑今回は諦めます！これからも頑張ってください！！ (2019年10月25日 23時) (レス) id: 8a0684b8ff (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 優准さん» そうなのですね...；；そのようなお言葉が本当に私にとっては大きな力となります(*^^*)♪気遣いもありがとうございます、頑張りますね♪ (2019年10月25日 23時) (レス) id: 5980c14644 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす
| 作成日時：2019年10月22日 21時
