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●八乙女side
全てを聞いた彼らはやはり、最初は信じられないようだったが、音声の事と、俺らみんなのやりきれない悔しさと憤りの滲む様子に、受け入れるしか無いようだった。
健人は、「俺が.......あ.......すみません__」といつもの輝きは消えて、動揺に目を揺らがせて俺達に謝る。そんな彼を慰めつつ、怒りに震えるのはメンバー愛に富んだ風磨とマリウス。
やっぱり、そうだよな__ショックと、悔しさと、怒りでごちゃごちゃで。どうかなりそうだ__
勝「......それ、紫耀の口から実際に聞いたんですか?」
聡「紫耀くんは、そんな事言わないと思うんです」
しかし。そんな中で違った声を上げたのは、その2人だった。勝利は冷静に、考え込み、松島くんは悩みながらも、俺らに訴えかけるような瞳を向ける。
どうして__?
大「そうだよ。まだわかんないじゃんか!あの人達の作り物だって可能性だってある......」
慧「あのスタッフ達を信じないって言うのかよ!」
大「じゃあ平野の事は信じなくていいのかよ!!」
その叫び声に、シンと静まり返る。
その言い分に、何も言い返せなかった。けどやっぱり、あの音声の証拠がある限り、あのスタッフ二人の方が有力だと思うのが筋なんじゃないか。ああもう、くそ。
涼「__これ以上ここで争ってたらキリがない。とにかく今日は一旦帰って考えよう」
その山田の落ち着いた一言で、一旦その場は解散となった。しかし、モヤモヤとイライラは増すばかりで。
平野からの、明るく無邪気な返信すら、今は上辺だけの嘘に見えて仕方がない。返信なんてする気にもならず、携帯を放り出し、ベッドに寝そべる。
何となくその後、反平野派の他のメンバーにも聞いてみると、やっぱり俺と同じようで。返信はしていないらしい。
じゃあいっか、とそのまま数日が過ぎた頃、動きがあった。
平野からの、真剣な、【何かしたのなら謝ります。どうか教えてください、待っています】とのLINE。
その画面を睨みつけていると、裕翔からLINEが来たのだ。
裕翔一旦みんなで集まって、平野を問い詰めてみない?
そうして平野を呼び出した。平野を庇う、知念と大ちゃんと、勝利と松島くんは抜きで。
冷静になろうと思ったけど、おずおず、といったような彼の様子に、何もかも、またこれも演技なのかよ__!!と騙されたあのショック、憤りが再び膨れ上がって、困惑する彼を責める言葉がほとばしった。
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ありす(プロフ) - はるきさん» はるきさんありがとうございます。いずれ結婚する事は予想していましたが、自分の考えでは活動休止後だと思っていたのでまさかのこのタイミングでびっくりしました。少しモヤモヤする部分もありましたが、今はもう大丈夫です(^^)嵐が好きという事は変わりません!笑 (2019年11月16日 16時) (レス) id: 5980c14644 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ありすさん» 書いてくれてありがとうございます。良かったです。そしてニノ結婚しましたね。おめでとうございます。パニックになったって言ってましたが大丈夫ですか?ニノが選んだ相手ですからきっと幸せな夫婦になると思います。嵐も後約1年ですね。最後まで頑張って欲しいです。 (2019年11月16日 2時) (レス) id: 5952bc852d (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - ももさん» わっももさんこんばんは!よくリクエストしてくださって本当にありがとうございました!私も嬉しかったです♪締め切ってしまって申し訳ありません(;▽;)でもまた書こうとは思うので、またその時よろしければリクエストくださいね!笑 (2019年10月26日 19時) (レス) id: 5980c14644 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - こんばんは!この小説が無くなってしまうのは残念ですが次の作品も楽しみにしてます!リクエストしようと思ったら期限終わっちゃってましたね笑今回は諦めます!これからも頑張ってください!! (2019年10月25日 23時) (レス) id: 8a0684b8ff (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 優准さん» そうなのですね...;;そのようなお言葉が本当に私にとっては大きな力となります(*^^*)♪気遣いもありがとうございます、頑張りますね♪ (2019年10月25日 23時) (レス) id: 5980c14644 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ありす | 作成日時:2019年10月22日 21時