�� ページ32
●平野side
とうとう、ツアーの日が明日に迫ってやってきた。
みんな、落ち着きなくて、ちょっとソワソワしていて。
初日は、札幌。
俺達は飛行機で移動となる。
あれから体調もちゃんといいし、大丈夫。
その時不安は無くて、みんなと同じように少しテンション高めで喋りながら、飛行機に乗り込んだ。
乗り込んでも暫くのうちは、わいわい喋っていたけど。
やっぱり疲れは溜まっていたのと、今のうちに寝ておこう、との事で、みんなそれぞれ、徐々に静かに、眠り始めた。俺も。
目が覚めたのは、ふわふわという上下の飛行の揺れを感じたからか。
みんなは.....まだぐっすり、眠っている。
再び寝ようかと思ったけど、何故かその時の俺は目が冴えてしまって、寝付けそうにも無かったから、携帯を触り始めた。
しかし......上下の揺れが、響く。
下を向いて携帯を見ているうちに、徐々に、気持ち悪さを感じ始めてゆくのがわかった。
......まずい。
直ぐに携帯をやめ、目を閉じて、眠ろうと思ったけど......俺は、焦っていた。
もし、またこの間みたいに酔ったらどうしよう。
そんな思いが、脳に浮かんで離れない。
心臓がバクバクする。
大丈夫、大丈夫＿＿そう無理矢理言い聞かせれば言い聞かせる程、酔うかもしれない、吐くかもしれないという可能性が濃く主張する。
ゴクリと唾を飲み込むのも、何度目か。
既に、余裕なんて全くなくて。
いつの間にか、大丈夫、から、気持ち悪い。
頭に浮かぶのは、そんな言葉に変わっていた。
治まるのをじっと待っていたけど......静かに待てば待つほど、上下の揺れが響いて、不快感を増幅させられるのがわかった。
チラと隣に座る、廉と海人を見る。
二人とも、俺に気付く様子もなく、ぐっすり熟睡だった。
勿論、後ろの3人も......。
本当に気持ち良さそうに寝ていて、起こすだなんてなるべくしたくない。
でも、俺の飛行機酔いは、本格的に段々、本当に酷くなってきて。
どうしよう＿＿ッッでももう......仕方ない。
ごめん＿＿ッッ
ついに限界で、起こそうと思った瞬間。
急にうっと喉の奥から、込み上げて......。
俺は間に合わず、その場に少し、吐いてしまった＿＿
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ありす(プロフ) - もふさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！頂いたリクエストですが、そちらは花晴れのストーリー上の神楽木と音ちゃんの設定ですか？それとも、花晴れ撮影関係での平野さんと花ちゃんという設定ですか？ (2019年8月25日 12時) (
レス) id: 5980c14644 (このIDを非表示/違反報告)
もふ - とても良かったです。また、乗り物酔いを書いて欲しいですっ！間に合わず吐いてしまうのはGoodです！そして、できれば登場人物は花のち晴れの音と晴という設定で書いて欲しいです！設定としては花のち晴れの2人だけのロケで飛行機にのってという感じで嘔吐という感じで (2019年8月23日 0時) (レス) id: d767ecd2d3 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - はるきさん» はるきさん、そのように言って頂けて本当に嬉しいです、良かったです(*^^*)♪リクエストも詳しくありがとうございます。了解致しました、書かせて頂きますね♪ (2019年5月18日 23時) (レス) id: 5980c14644 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - スタッフたちの設定ですが人数は4人で。スタッフ内で一番偉い設定で。全員金持ち設定で。一人は40代、後の三人は20代。その内二人は20代後半。一人は20代前半。四人の関係は親子。40代のスタッフは3人の父親。 (2019年5月18日 21時) (レス) id: 5952bc852d (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ありすさん、書いてくれてありがとうございます。とても良い感じに書けてましたよ。リクエストお願いします。内容は紫耀くんがスタッフたちに苛められて廉と海人に助けられる話をお願いします。 (2019年5月18日 21時) (レス) id: 5952bc852d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす
| 作成日時：2019年4月20日 14時
