�� ページ29
●永瀬side
ずっと様子のおかしかった紫耀。
あの揉めてしまってからまた、肉は付き始めたけど......でもなんか、違うんや。体調も、どことなく優れなさそうやし......。
でも俺は、紫耀が正直に言ってくるまでは！と変な意地を張って、素っ気ない態度をとってしまっていた。紫耀も紫耀で、チラチラ気遣わしげにこっちを見てくる癖して、何も言わん。その事に余計腹が立った。
けど、紫耀の事が心配でついつい見てまうのも事実で。
お互い、拗らせとるな＿＿。
でもそんな意地、馬鹿やった。本当に......。もっと早く、気付いてあげるべきだったんや。
グルメロケ中断までに至ってようやく俺は、事の緊急性に気付いたんや＿＿。
n「なぁ、紫耀」
ビクリと振り返る紫耀の目は、水分を多く含んでいて、なのに酷い顔色......。
n「そろそろ......本当の事、話して貰えん？」
その一言に、躊躇するように口は開閉し、俯く。
n「紫耀、何かあるんやろ？もう......みんな、気付いとる。みんな、お前の事が心配で堪らんのや......」
h「......廉＿＿でも......」
n「もう、ずっとこんな苦しそうに耐える紫耀、見とうない......つらいッッ＿＿！！」
そう思いのままに叫ぶと、紫耀はハッと目を見開いて、背後のみんなの方にも視線を巡らせる。
j「ね。大丈夫だから。話してごらんよ？」
優しくみまもるような俺らの声に、「ごめん......」と小さく謝った後、ようやく話し始めた。
その、予想にしてなかった内容に......全員、絶句した。
h「ずっとッッ何を食べても、味がしなくて！！いつか治るかなって頑張ってきたけど全然ダメで......そしたら今日ッッいきなり、今まで味のしなかったものが、不味くなってッッ＿＿！！」
一人で抱えていた事。どれだけ不安やったろう......。
俺は思わず、紫耀を抱き締めた。
n「ッッごめんなぁ......気付けんで......今まで、ほっといてごめんなぁ......！！話してくれて、ありがとなぁ......！！」
h「ッッ違うよ、ごめん！！あの時、言おうか迷ったけど......でもみんな、今すごく忙しいしッッこんな事言ったら、余計迷惑かけると思って＿＿！！」
i「紫耀！！俺らは、仕事よりも紫耀の事の方がずぅぅっと大事だから！！」
j「気にしなくていいんだよ？そんなの」
t「それで紫耀がずっと苦しい思いをしてるのはやだッッ＿＿」
みんな、目に涙を溜めて訴えかける。
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ありす(プロフ) - Makeさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願い致します♪ (2019年2月21日 23時) (
レス) id: 5980c14644 (このIDを非表示/違反報告)
Make(プロフ) - 更新頑張って下さい！ (2019年2月21日 22時) (レス) id: 7387ff000b (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - ありすさん» ああありがとうございます…｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ 感心に尊敬もして頂けて、満身創痍でございます…泣 そんな事ないですよ！病気の事とか凄い的確で、私はいつも調べても何が何だか全然分からなくて笑 流石だな、と感心しています(*´-`) これからも頑張って下さい♪ (2019年2月3日 20時) (レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - しぃさん» いえいえ！リクエストがあっても、どうしても同じようなものとかもあるのに、よくいつもあんないろいろな惹き込まれる話が書けるのか、といつも感心尊敬です(；▽；)私も知識全然無くて、多分小説書きながら恥かいてます笑そうですね、短編楽しくなってます笑 (2019年2月3日 0時) (レス) id: 79dd5b254a (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - ありすさん» きっと既にネタ尽きてるはずです(;´д｀) (2019年2月2日 23時) (レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす
| 作成日時：2019年2月2日 15時
