109 T.K ページ12
「ッッ紫耀！！！」
運ばれてきた彼は......目を背けたい程の、酷い怪我だった。
身体中傷だらけ、痣だらけ、そして血だらけだった。よく見れば、最近よくしていたリストバンドも、どす黒く変色すていて、お腹の辺りは真っ赤に染っていて、怪我したあの足も......傷口が開いたのだろう、固まった血が付着していた。
全体的に、かなりの......出血量。
人間って、こんなに血を流しても大丈夫なの......？
何で、こんな事になってるの......？
反して、顔は血が通ってないのかと思うくらいに真っ白で、固く閉じられた目。
みんな、何が起きたのかわからないまま必死にその名を呼び続けるが、目を覚ます気配は無い。
「オペ室運んで！！急いで！！」
そんな慌ただしい声と共に、紫耀を乗せたストレッチャーは、扉の向こうに消えた。
訳が分からず、震える身体を抱きしめるように、ガクンとしゃがみこむ。
＿＿怖い。
たった、一日の間で、何があったというのか。どうしてあんな姿に変わってしまったのだろう。
みんな、呆然と言葉を失う。
その時、遅れてまたストレッチャーで誰かが運ばれてきて......
「兄ちゃんッッ！！」
再び廊下が慌ただしくなった事にぼんやりと振り返って、飛び込んできた光景に目を見開いた。
t「......な、七瀬さん！！？」
それは俺達の、マネだった。
あんなに連絡が取れなかった七瀬さんが、紫耀と同じように搬送されてきたのだった。
ただ、紫耀とは違って怪我は見当たらず、ただ一見眠っているだけのように思える。
その七瀬さんの横を、付き添い......？なのか、知らない男が、ずっと呼び続けていた。
兄ちゃん、と呼んでいるという事は......弟さん？
もう何が何だかさっぱりだ。頭の中は混乱していた。
やっぱり、紫耀と七瀬さんは関係してたの？
「失礼。少しお話、いいですか？」
いつの間にか、今度は刑事さんが背後に立っていた。
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ありす(プロフ) - まいさん» ありがとうございます！できる限り更新頑張りたいと思いますので、またこれからもよろしくお願いします♪ (2019年1月18日 20時) (
レス) id: efc5b55c14 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 毎日更新楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！ (2019年1月18日 19時) (レス) id: e804b3a6cb (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - ruikaさん» ありがとうございます！頑張る糧に繋がります(；▽；)これからもよろしくお願い致します♪ (2019年1月13日 11時) (レス) id: efc5b55c14 (このIDを非表示/違反報告)
ruika - ありすさんこんにちは！いつも更新楽しみにしています！なんか感動しちゃって(T . T)これからも更新頑張ってください（≧∇≦） (2019年1月13日 11時) (レス) id: 7a2fe05ae2 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - ひらの だいきさん» ありがとうございます！本当に嬉しいです。この調子でなるべく毎日更新できるように頑張りたいと思います！ (2019年1月10日 22時) (レス) id: efc5b55c14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす
| 作成日時：2019年1月6日 20時
