episode.166 ページ7
＊ユノside
しばらくの沈黙の後、ハヌルが儚げに笑った。
『そうかなぁって、思ってた』
その表情は、微笑みながらも辛いのを隠しているように見えた。
ハヌルはいつもそうだ。
俺に不安を見せないように、我儘だって言われた事がなかった。
『・・・無理して笑わなくていい』
『ユノがそれ言う？』
そうさせているのは、俺だ。
今までだってずっと、気を遣わせていた。
『・・・ごめん』
『仕方ないよ。人の気持ちは変わるものでしょう』
『いつから、気付いてた？』
『いつだろう。確証は持てなかったけど、だんだん・・・ユノ、分かりやすいんだもん』
『ごめん』
『謝らないで。ほら、私鋭いし』
そう言って、また笑う。
『怒らないのか？』
『どうして？』
『Aの事好きだって自覚してからも、ハヌルとの事を中途半端にしてた。
それに、俺・・・Aにキスした』
『・・・ユノって本当正直だよね』
小さく溜息を吐いて、困った顔をする。
ハヌルを更に傷付けることになるのは分かっていた。
だけど、包み隠さず全てを話しておきたかった。
『でも、そういう所を好きになった。
・・・怒らないよ。
だって、悪いことはしてない』
こんな状況でも優しいハヌル。
俺たちはお互いに、どこか遠慮をしていたかもしれない。
『別れようか』
その言葉は、ハヌルの口から発せられた。
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東京ドーム参戦して参りました(^^)
ものすごーく補充させてもらいました。
お待たせしてごめんなさい。更新再開します！
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みえ(プロフ) - 更新してほしいです。 (2019年3月20日 1時) (
レス) id: 7bd0d913fe (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 初めまして。Lilyさんが描く東方神起の二人、切ないです。続き楽しみにしてます。 (2018年12月8日 16時) (レス) id: 7dc078b1db (このIDを非表示/違反報告)
結菜(プロフ) - 初めまして。一気にシリーズ読ませていただきました！切なくて自然に涙が出てきました...続きを楽しみにしています。 (2018年9月27日 9時) (レス) id: 215455183e (このIDを非表示/違反報告)
ユノシェフ - 家事も忘れ、むさぼるように一気に読みました。早く続きが読みたいです(*≧∀≦*) (2018年2月20日 10時) (レス) id: d5eef77b0d (このIDを非表示/違反報告)
由紀(プロフ) - 続きが読みたいです( ´艸｀) (2018年1月31日 16時) (レス) id: 6001fbc3c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lily | 作成日時：2017年11月22日 20時
