episode.174 ページ15
＊チャンミンside
３日間日本で仕事をし、一度韓国へ戻る。
羽田空港から金浦空港への機内で
Aとのトーク画面を開いた。
仕事が忙しいのもあって、未だに取れずにいる連絡。
Aからも無くて、
さすがに呆れられただろうかと不安が押し寄せる。
それなら自分から連絡すればいいものの・・・こういう時、自分のシャイな性格が邪魔をする。
『この後、何するんだ？』
通路を挟んだ隣から、声を抑えて問いかけて来たマネージャー。
韓国に着いたら、今日はもう仕事は入っていない。
ここ最近、夜中まで働く事が多かったから久しぶりに自由な時間が取れる。
とは言っても・・・特にすることはないけれど。
『家でゆーっくり過ごそうかと』
『そうか。ユンホは？』
『・・・』
隣を見ると、聞こえていないのか、ボーッと一点を見つめるユノヒョン。
『・・・ヒョン』
『・・・』
『ヒョンッ』
少し強めに呼ぶと、ハッとしたように俺を見た。
『ごめんっ。何？』
『この後何するのかってマネヒョンが』
『どうしたユンホ。ボーッとして』
マネージャーが俺越しにヒョンの顔を覗き込む。
今朝からどこか落ち着かないヒョン。
いつもなら寝るかゲームをしているのに、今日は珍しくただ一点を見つめている。
『あー・・・ちょっと疲れたみたい。この後はいつものBARに行こうかなって』
『BARに？』
『・・・うん。久々にマスターに会いたくて』
『・・・そうですか』
ヒョンは今日・・・Aに会いに行くんじゃないか。
そんな予感がした。
まさか・・・BARで待ち合わせてるのか？
『チャンミンも行けばいいじゃないか』
マネージャーが俺に気を利かせたのか、そんな事を言い出した。
『あ・・・来る？』
『いえ。今日はやめておきます』
ユノヒョンのあからさまに気まずい表情。
そんな顔されて、行くなんて言えるわけがない。
このままだと・・・Aはヒョンの彼女になるかもしれない。
そんなの耐えられない。
だけど・・・解決策は見つからない。
自分でも、どうすればいいのか分からなくなっていた。
複雑な想いを抱えながら、韓国へ降り立った。
(作者より)
なかなか更新出来ず、申し訳ないです。
いろいろと不幸が重なり妄想する気分になれませんでしたが、やっぱり東方神起は偉大ですね。ライブに行ったらかなり復活...(笑)また宜しくです♪
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←episode.173
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 955人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みえ(プロフ) - 更新してほしいです。 (2019年3月20日 1時) (
レス) id: 7bd0d913fe (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 初めまして。Lilyさんが描く東方神起の二人、切ないです。続き楽しみにしてます。 (2018年12月8日 16時) (レス) id: 7dc078b1db (このIDを非表示/違反報告)
結菜(プロフ) - 初めまして。一気にシリーズ読ませていただきました！切なくて自然に涙が出てきました...続きを楽しみにしています。 (2018年9月27日 9時) (レス) id: 215455183e (このIDを非表示/違反報告)
ユノシェフ - 家事も忘れ、むさぼるように一気に読みました。早く続きが読みたいです(*≧∀≦*) (2018年2月20日 10時) (レス) id: d5eef77b0d (このIDを非表示/違反報告)
由紀(プロフ) - 続きが読みたいです( ´艸｀) (2018年1月31日 16時) (レス) id: 6001fbc3c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Lily | 作成日時：2017年11月22日 20時
