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マ タ ア ト デ ページ9
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06:30
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今だったら一回帰ってもまだ間に合う
わたしは起き上がって荷物を手にとった
周りを見渡すと
まだみんなは気持ち良さそうに眠ってる
その中できみくんだけが反応した
黒「 かえるん？ 」
「 うん 一回かえるね 」
黒「 ん 」
ぽけーっとしながらきみくんは
短く返事をすると片手をあげて
またねむってしまった
わたしはみんなを起こさないように
そーっとその場を離れると
玄関に向かった
わたしと７人分の靴が並んでるそこを見て
いつも大家族の一員になった気分になる
きっと大変だけど楽しいんだろうな
そんなことを思っていると
赤「 ・・かえるん？ 」
不意に後ろから声がして
振り向くと寝癖をつけたすばるくんが
そこに立っていた
「 うん またあとでね 」
壁に寄っかかっているすばるくん
顔にはまだ ねむい と書いてある
単純なわたし
眠気には勝てないすばるくんが
こうやってお見送りしてくれるなんて
また自信過剰になっちゃうよ
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作者名：ストン | 作成日時：2017年5月29日 21時
