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「ごめん
帰るって連絡したから…」
「…だよな…
じゃあ明日は？」
「…大丈夫」
「やった
明日メシ作ってよ？」
「ふふっ
わかった」
「よっしゃ」
途端に元気が出て
また手を繋いで歩き出す
「何食べたい？」
「オムライス」
「ふふふっ
お子様」
「うるせぇ」
ポーカーフェイスが得意のはずなのに
ニヤける顔が抑えられない
「…泊まっていけるだろ？」
「…っ」
途端に真っ赤になるAに
たまらなく触れるだけのキスをする
「ズルい…」
「だからズルいのはAだろ？」
「なんでよっ」
「可愛い過ぎてズルい」
「っ」
またまた真っ赤になる
あぁ
可愛いくてしょうがない
またキスをする
.
それから少し歩いて
もうすぐ駅に着く
「…あのさ…」
「うん？」
再び立ち止まってAと向かい合う
「どうしたの？」
「…うん」
やっべぇ
心臓バクバク
手汗ハンパねぇ
「あのさ…
部屋これから探すなら
俺ん家来いよ」
「え？」
「一緒に暮らさないか？
てか、暮らしたい」
「え…？」
「もちろん無理にとは言わない
でも、どうせ部屋借りるなら
この際一緒に住んだ方が二度手間にならなくて済むだろ？」
「…二度手間って…」
「俺はAとのこの先の未来を
きちんと考えて言ってるんだ。
ただ単に今の感情や勢いだけで言ってるんじゃない
だからAもちゃんと考えて欲しい
そして、もし俺と一緒に住んでくれるなら
一生を共にする事だと思って。
オッケーなら
ご両親にも挨拶に行きたいから俺の事話しておいて欲しいんだ」
「櫻井…」
固まるAを見て
緊張しつつも伝える事が出来た
「…うん
分かった…」
「ありがとう」
また2人歩き出す
「じゃあ明日」
「うん
家まで迎えに行くよ」
「いいよー」
「だって荷物あるだろ？」
「え？」
「泊まるんだから」
そう言って
肩を抱き寄せようと腕を伸ばし
ニヤける俺に
「もうっ」
と、腕を押し返すA
本当たまんねぇ
どうか
俺の重い愛を受け止めて
.
.
「おはよ」
「おはよう」
送られて来た住所をカーナビに入れて
翌朝Aの実家の近くの路上で待ち合わせ
持っている荷物を受け取ると
「ありがとう」
そう言って微笑む
いいな
この感じ
.
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ことら(プロフ) - 皆さまコメントありがとうございます。 (2018年11月3日 11時) (
レス) id: f90816f02b (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - はじめまして!毎回楽しく読ませて頂いてました！すごく面白かったです､これからも頑張ってください！ (2018年11月2日 19時) (レス) id: 41dfb4f50b (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - お疲れ様でした！ (2018年11月2日 18時) (レス) id: 57fa7283bf (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - しようちやんも大好きだよ (2018年10月22日 21時) (レス) id: 971a33d799 (このIDを非表示/違反報告)
ことら(プロフ) - まひうお様はじめまして。そう言っていただけるなんて光栄です。ありがとうございます！ (2018年10月22日 17時) (レス) id: f90816f02b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことら | 作成日時：2018年10月13日 19時
