ノイン・レクレシオス〜音楽の国の２人の女神〜

第８話 ページ10

咲夜サイド

目が覚めると、俺は大聖堂らしき場所にいた。

咲夜「ここ...」

スオーノ「ここは希望の大聖堂です」

咲夜「スオーノ！無事だったんだな！」

スオーノ「はい。ですがここには洋一さん、一也さん、千鶴さん、穂波さん、アスティさん、鈴音さんしかいません。多分、他の皆さんとは、はぐれたのかと」

咲夜「そう考えるのが妥当だろうな」

なんて話してると

倉持「咲夜！目が覚めたんだな！」

穂波「咲夜が中々目覚めなかったから心配したぞ」

咲夜「マジか。それは悪かったよ」

アスティ「...明世達の事も心配だけど」

御幸「どうやってヴェンティを止めるか、だな」

千鶴「闇のクラリネット、凄かったですからね」

すると、次の瞬間...

？『希望の旋律と歌声を奏でし者...大広間へ』

そんな声が頭に響いてきたと同時に

綺麗なピアノの音色が聞こえてきた。

御幸「この音は...」

スオーノ「この響き、恐らくこの大聖堂の大広間から奏でられるものでしょう」

さっきの声の正体...大広間に行けば分かるかもな。

咲夜「その大広間、行ってみようぜ！」

何故か行かなきゃいけない気がするんだ。

俺はそんな事を思いながら音色を頼りに、みんなと大広間に向かった。

そういや、明世達、大丈夫なんだろうか？

でも、きっと明世達なら大丈夫、不思議とそう思えた。

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