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『はっ』



はっと目覚めた。




私・・・・・・森の中に居たよね?と思ったけどそれは夢だったと悟った。




だってここは




寝室だから。





自分の衣服を確認すると、ちゃんと着物だった。





これで正真正銘、さっきのは夢だったと分かる。






横にいる錆兎君も・・・・・・うん、ちゃんと着物。





じゃあ、寝るか、とりあえず思ったけど





『・・・・・・』





錆兎君の寝顔に目がとまる。





そういえば、さっきキス出来なかったっけ・・・








気づいたら彼の頬に手を添えていた。




すやすやと眠る彼は起きそうもない。





さっきの夢・・・・・・キスをすればお姫様は起きてしまう。




だけど、ここは夢じゃない。





なら・・・・・・起きないよね?





『・・・・・・ん』





錆兎君の唇に一つ口付けを落とす。





事を終えた後でも錆兎君は起きない。





・・・寝よ寝よ。




再び自分の布団にもぐり、目を閉じる。




私はまた数時間後前に体験した夢に堕ちる感覚を体験した。





______
錆兎side



「・・・A」




隣ですやすやと眠るAは夢でも見てるのだろうか、すこしにやけている。




彼女の唇からは偶に、俺の名を呼ぶ声が零れる。





彼女の夢に俺がいるのだろうか。





何回も何回も嬉しそうに彼女は名を呼ぶ。





その唇に口付けた。




先程彼女が俺にそうしたように。




一体どんな夢を見ていたんだろうか。




それは明日の朝きけばいいか。




ぐっすりと眠る彼女を自分の布団に抱き寄せ俺はまた深い眠りに堕ちる。




遠くで彼女が嬉しそうに俺の名を呼んでいた。





_________Fin 眠りの森の王子様
ソルト




【おまけ】

『錆兎君聞いて!』


「なんだ?」(夢の話とかか・・・?)


『昨日ね、錆兎君が西洋のドレスを着て棺桶で眠ってる夢を見たよ』


「・・・・・・うん?」

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Nami - 面白かったです!絡み酒の錆兎と眠り姫錆兎良かったです♪(笑) (2023年3月18日 15時) (レス) @page19 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
ぼたん(プロフ) - りんごさん» うふふふふふふ、コメントありがとうございます!こちらの作品はソルトが前から作りたかったものだそうです........ちょっと妄想とか欲望が入り混じってる作品となっております!お楽しみ頂けて幸いです! (2019年8月28日 9時) (レス) id: 36d13d1caf (このIDを非表示/違反報告)
りんご - グホ))吐血 あ、なんだろ、口からケチャップが)) こっちもヤバいっすね← (2019年8月28日 8時) (レス) id: c1cb18ccbd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぼたん | 作成日時:2019年8月26日 20時

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