検索窓
今日:12 hit、昨日:2 hit、合計:9,109 hit

眠りの森の王子様 ページ16

『んあ・・・・・・どこやねん、ここ。』




目が覚めるとそこは、深い深い森の中。




目に見えるのは、緑の木々たち。




・・・・・・どこですかここは。




私、屋敷で寝てたはずだよね。




『何これ・・・・・・』





私は着物を着ていたはずだ。





それなのに、私の着物は" 西洋の服 "(ドレス)に変わっていた。




こんな衣服を私は着ていない。





・・・・どうしたものか。




もしかしたら、血鬼術にでもかかったのかもしれない。




それなら錆兎君は、どうなった。





錆兎君は私の隣で眠っていたはずだ。





鬼が私だけを狙う確率は低い。





一緒に居た錆兎君を狙わないはずがない。





『・・・っ、探さないと』





ここで、オドオドしてても仕方ない。





とりあえず、錆兎君を探さなくては行けない。





だけど





『どっちに行けばいいんだよ・・・・・・!』





どこを見ても、360度、木、木、木!






目の前にはただ、木が生い茂っているだけ。





そんな中、視界には緑に似合わない赤色が写った。





「あのー・・・・・・Aさん」




『・・・炭治郎、なんでここに?・・・まさか炭治郎も血鬼術にかかったの?』




「血鬼術・・・?ここに鬼は居ないですよ」





草の間からひょっこり顔を出した炭治郎。





炭治郎の着ているものも西洋の服となっている。





だけど、彼の着ている服は私と違い、男性が着るようなものになっている。





私もそっちがよかったなあ。





この、ヒラヒラしているドレスは動きにくいし、鬼が出たら斬れなそうだ。





まあ・・・・・・服装の事はともかく。





『炭治郎、錆兎君って何処にいるか分かる?あと私たち以外にも人って居る?』




「あばばばば・・・落ち着いてください!」




『あ、ごめん』




つい、みんなのことが心配で彼の肩を揺らしてしまう。




ガクガクと揺れる炭治郎の目の色は少し(かなり)沈んでいる。





「と、とりあえず・・・・・・話を聞いてください!今からここに居るのは、俺と善逸と伊之助です!それと・・・・・・」




『それと?』



「錆兎が・・・・・・とりあえず、こっちに来てください!見た方が早いです!」



『・・・え、え?』



私に話すより見せた方が早いと炭治郎はふんだのか、私の手を引っ張ってどこかに連れていくのだ。

=→←=



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
18人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Nami - 面白かったです!絡み酒の錆兎と眠り姫錆兎良かったです♪(笑) (2023年3月18日 15時) (レス) @page19 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
ぼたん(プロフ) - りんごさん» うふふふふふふ、コメントありがとうございます!こちらの作品はソルトが前から作りたかったものだそうです........ちょっと妄想とか欲望が入り混じってる作品となっております!お楽しみ頂けて幸いです! (2019年8月28日 9時) (レス) id: 36d13d1caf (このIDを非表示/違反報告)
りんご - グホ))吐血 あ、なんだろ、口からケチャップが)) こっちもヤバいっすね← (2019年8月28日 8時) (レス) id: c1cb18ccbd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぼたん | 作成日時:2019年8月26日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。