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有岡「…あれっ?ここって…」
ゆっくり話ができる場所
それはここしか思いつかなかった
「入ろっか?」
カランとドアを開ければなる音
昔ながらのその場所は、雄也くんが夏限定でバイトをしていたBARだった
シン、としている室内
香ばしい珈琲の匂い
私はいつもこの場所で珈琲を飲んでいた
有岡「A、まず聞きたいんだけど。
どうして、秘密にしていた?お腹の赤ちゃんのこと」
「……」
有岡「…もう1人の問題じゃないだろ?」
言えなかった。
これ以上大貴の重荷になることを拒んだ
…はずだったのに、大貴を目の前にすると
その壁はいとも簡単に崩れていった
「…ごめんなさい。」
有岡「…別に怒ってるんじゃないんだ。
ただ、話して欲しかったっていうか…」
普通ならさ、きっと、一緒に病院行って
赤ちゃんの名前何にしようとか…そんな会話をするはずなのに…
有岡「A?その子…俺の子…だよな?」
…うんとは言えなかった
何も言わない私
何か言いたげな大貴
有岡「…違うの?」
彼の顔すら見れなかった
でも、何も言わないのが答えだって大貴は気づいていたんだろう
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はるこ(プロフ) - すごいいいお話で泣いちゃいました。ほんとにありがとうございます! もしよかったらこのお話の続編読みたいです、、。少しでもいいのでお願いします。わがまますみません、、、。これからも更新楽しみにしてます! (2019年7月30日 19時) (レス) id: 7c04abead6 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - るんさん» ありがとうございます! 更新頑張ります☆ (2017年11月10日 16時) (レス) id: c9564d30a8 (このIDを非表示/違反報告)
るん - どうなるのかな!?また更新楽しみに待ってます☆ (2017年11月9日 22時) (レス) id: af361dae23 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - 杏樹さん» ありがとうございます!更新ペース遅いですが、最後までお付き合いくださいね!コメント頂いたおかげでかなりやる気になりました!!! (2017年10月24日 23時) (レス) id: c9564d30a8 (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - ほんっとにおもしろいです!展開がよめなくてドキドキさせられます!!更新楽しみに待ってます!! (2017年10月23日 20時) (レス) id: 6c8d85bcc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍 | 作成日時:2017年10月19日 13時