A beloved person...LAST Kei.I ×Daiki.A

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慧くんに会ってから連絡しなきゃと思いながらも
出来なかった…






きっと、そんな簡単に心を委ねてしまったら
また大貴の優しさに甘えてしまう
そう思ったら、大貴には連絡…出来ない









どうしようと悩む









？「A…？」


ここに来て私の名前を知っている人なんてほとんどいない
懐かしい声に振り向く



「…大貴…」





久しぶりに会う彼は少し痩せたのか、頰肉がなくなっていた



有岡「…ずっと、会いたかった」


ふわっと抱きしめられる身体
大貴の身体に私の腕は回すことはできなかった









ぎゆっと抱きしめられてその場所にいた時間なんて、自分ではどれくらいだったかなんてわからなかった
数秒だったかもしれないし、もしかしたら数分だったかもしれない…
抱きしめられていた身体は離れて、次は手を繋いで来た






有岡「どっか…入れる場所あるかな？
身体…冷やしたらダメだろ？」


「…あっ、うん…すぐ近くに喫茶店あるから、そこ行こっか…？」







喫茶店に向かってる途中
大貴とは一言も話さなかった
彼が一体どんな気持ちで私に会いに来て今ここにいるのか…
そして、今からなにを話そうとしているのか…
私には想像もつかなかった

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