161 ページ18
資料を見ていた時から私のことを見ていたと言った彼は…
どうして、誰の子…?なんて、聞いてきたのだろうか?
?「…なあ、A。答えろよ。誰の子だよ、一体…」
掴まれた腕は徐々に痛くなってくる
彼の怒りなのか、それとも…
「…離してよ、…光。」
光「この状況で離すやつがいるかよ、バカか。」
はあーとため息をつき痛かったはずの腕からは力が抜けていた
ひょこっといきなり現れた彼に私は…
「…ねえ、光。サヨナラの仕方ってどんなんだっけ?」
光「…えっ?」
「…この子…きっと…」
ぶわっと秋風が吹いた時…
光は…
光「まさか、言わないつもりか?」
「…うん。そのつもり。」
光「…でっ、でもっ、」
「…だからだよ。光、サヨナラの仕方教えてよ」
光「…そんなん、ねえだろ。」
「…ないのか。」
ははっと軽く笑う
光の目には涙が零れ落ちそうなくらい溜まってた
光「お前はさ、いつもそうだ。辛い時、辛いって言わない。悲しい時、悲しいって言わない。言えばいいんだよ…A」
ぎゆっと手を繋いでくれて、身体を抱きしめてくれる彼は…
涙を零し私の心を軽くしてくれた
光「甘えられないなら、俺に…少しでも軽くさせてくれよ。」
男女の友情なんて…ありえないってずっと思ってたんだ
だってそこには、きっと下心があって、それをいつかいつかと狙ってるんじゃないかって
でもね?私は、光と出会ったことで、そんなことを覆されたって思ったんだよ?
私は光に甘えられるって思ったんだ
ぽろっと涙が目からこぼれた
河川敷にはヒガンバナが咲いていて、真っ赤に染まったその場所に2人で泣きながら手を取り合っていた
54人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はるこ(プロフ) - すごいいいお話で泣いちゃいました。ほんとにありがとうございます! もしよかったらこのお話の続編読みたいです、、。少しでもいいのでお願いします。わがまますみません、、、。これからも更新楽しみにしてます! (2019年7月30日 19時) (レス) id: 7c04abead6 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - るんさん» ありがとうございます! 更新頑張ります☆ (2017年11月10日 16時) (レス) id: c9564d30a8 (このIDを非表示/違反報告)
るん - どうなるのかな!?また更新楽しみに待ってます☆ (2017年11月9日 22時) (レス) id: af361dae23 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - 杏樹さん» ありがとうございます!更新ペース遅いですが、最後までお付き合いくださいね!コメント頂いたおかげでかなりやる気になりました!!! (2017年10月24日 23時) (レス) id: c9564d30a8 (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - ほんっとにおもしろいです!展開がよめなくてドキドキさせられます!!更新楽しみに待ってます!! (2017年10月23日 20時) (レス) id: 6c8d85bcc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:藍 | 作成日時:2017年10月19日 13時