A beloved person... Kei.I×Daiki.A (ページ47)

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薮「Aちゃんはさ？伊野尾のことどう思う？」

その言葉に驚き、薮くんを見ると
同じようにこちらを見ている

薮「…いや、大ちゃんと付き合ってるからさ、
まあ今更なんだろうけど…」

そう言ってちょっと困り果てたような顔をした

大貴の顔が頭に浮かんだ

「…慧くんのこと、ちょっと気になってました…
でも、花火大会の日に女の人と抱き合ってるのを見ちゃって…」

高木「…やっぱりか」

えっと思わず声を出すと

高木「…多分そいつは奏衣だな。」

妙に納得した様子の雄也くんと薮くん

「…そっ、その奏衣さんって…」

薮「……伊野尾が今までで1番ハマってた女だよ」

ドクっと心臓がなるのがわかった
これ以上聞いたらダメだと脳内では思いながらも
薮くんの方を見て次の言葉をまった

それに気づいた薮くんはふぅとため息をついた。
ごめん、タバコいい？と言ってタバコに火をつける
ふぅと息を吐くと白い煙が宙に浮かんでいった

薮「…伊野尾もさ、今女遊び激しいのは奏衣が原因なんだ。
伊野尾は奏衣に裏切られたんだ…」

「…えっ…な…ん…で？」

そこから教えてもらったことは
私が思っていたより暗い闇だった