検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:21,713 hit

28 ページ28

あんまり長居するのもよくないと思い、





「伊野尾先輩?私もう行きますね?」






伊野尾「…まっ、待って。」









ぐいっと引かれた腕はあの日のように
伊野尾先輩の腕の中にすっぽりとはまったんだ。









伊野尾「…お願い。俺のこと慧ってよんで?」









掠れた声。
伊野尾先輩の表情なんてわからない。
ただ、ひっついている身体から
ドクドクと
どちらの胸の音なのかわからない音が聞こえた。









一瞬だけ、昔の光景が浮かんだ。








「…俺、けい。君は?」









ズキン









「…っ。わかり、ました。」









伊野尾「…その敬語もなしにして?
さもないと、チューするぞ。」









「…はあ?」









振り向いたら、本当にキスできるくらいの距離にいた。









あどけない笑顔で。









ドキン









「…からかわないでよ。」









伊野尾「…ははっ。じょーだんだってなんで思う?」









「…チャラいから…」









ふーん。と言って、彼は腕を離してくれた。









「…じゃあ、ごはんになったら呼ぶからね?」









伊野尾「…ほーい。じゃあね?A」









ドアを閉めて、すぐ自分の部屋に急いで戻った。
この気持ちに気づかないように…
まさか……
大貴が見ているなんて気づかずに…

29 daiki side→←27 kei side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
42人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , Hey!Say!BEST , 伊野尾慧、有岡大貴   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2017年5月12日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。