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ホテルへ戻ると雄也くんがいた。
「…あのー。伊野尾先輩は？」
高木「ああ。伊野尾くん？
二日酔いみたいで寝てるけど…
なんかあった？」
「海で倒れちゃって…助けてもらったからお礼言おうと思って…」
高木「…ほい。」
渡されたのはペットボトルと薬。
高木「持って行こうかと思ったんだけどさ？
Aちゃん持ってってあげて？」
「…うん。」
雄也くんからそれらをもらい、伊野尾先輩のところへ向かう。
ドアの前にきて、ノックをする。
返事はない。
そっとドアを開けて見ると寝てるみたいだった。
出直すかと思い、ドアを閉めようとした時
伊野尾「…誰？」
「…起こしちゃいましたか？」
伊野尾「…ああ。Aちゃん？
どーぞ。入って。」
身体を起こした彼にペットボトルと薬を渡す。
「これ、雄也くんから。」
伊野尾「…ああ。ありがとう。」
と言って薬と一緒に飲んだ。
「…あの、…助けていただきありがとうございます。」
伊野尾「…ほえ？ああー。いいよいいよ。
いきなり倒れたのはびっくりしたけど。」
ニコッと笑いながら頭を撫でてきた。
伊野尾先輩を見ながら懐かしさを感じた。
ヒマワリをくれたのは…
伊野尾先輩だったのだろうか？
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作者名：藍 | 作成日時：2017年5月12日 13時
