A beloved person... Kei.I×Daiki.A (ページ18)

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昨日の晴れはなんだったのかと思うくらい
どんよりとした曇り空。

薮「今日は3人ぐらいでいいかな？
天気もこんな感じだし…」

薮先輩のもと海の家に行った光と大貴。
伊野尾先輩はあれから見ていない。
ここに帰ってきた気配もない。

せっかくのオフになったことだし、曇り空だけど街でも散策しようと思い、出かけた。

ここに来て初めてのオフだった。
海沿いでも歩いてみようかと思い、角を曲がると…

？「…おわっ。」

という声と共に、誰かとぶつかった…

でもぶつかったはずの身体は痛くなかった。

「…あっ、ごっ、ごめんなさい…
高木先輩…」

高木「…いやー、びっくりしたよ。
角曲がったらまさかAちゃんがいてさ」

ぶつかった人は高木先輩だった。
ぶつかった拍子に先輩の身体へ乗っかっていた私は慌てて離れた。

「…すいません…。」

高木「いーよいーよ。気にしてないし。
あれ？今日はAちゃんも休み？」

そういえば朝にいなかったのは、伊野尾先輩、高木先輩の2人いたんだった。

ふと、空を見て高木先輩は

「まあ、こんな天気だもんね。休みか。
じゃあ、ちょっと付き合ってくんね？」

まあ、1人で回るのには限界もあるし、先輩はもう何年もここに通ってるって聞いたからついていくことにした。