ディープロイヤルパープル �� ページ2
「Aーっ! ご飯、できたわよー!」
「はーい」
眠りから覚めた理由は、彼女の母親が夕飯時を告げたから。
まだ、僅かにぐらつく頭を押さえて下へと向かう。良い香りがした。
食卓には彼女を除く、家族全員が揃っていて、なぜか母親はタッパーに筍ご飯を詰めていた。
「あら、A。ちょっとお願いがあるの」
「何? ろくな気がしないんだけど」
「これを、恭弥君の所へ持って行って欲しいの」
(へ? Why? 恭弥って……。あれ、お隣さんって、そんな名前だっけ)
そんなことを思いつつも、記憶違いだろう、と思い直し、愚痴をこぼす。
彼女の兄を指さしつつ。
「えー、お隣さんとは、お兄ちゃんの方が、仲イイじゃん」
「はぁっ!? 何言ってるんだよ、馬鹿じゃねぇの?」
「馬鹿はそっちでしょ!」
「あいつと対等に話してるのって、俺が見た限りでは、お前だけだ!」
「……?」
何か引っかかる違和感を覚えつつ、必死に頼み込む兄に奢って貰う約束をして。
夕飯を食べ終わった後に、その『恭弥君』の家へと向かった。
その家を見た彼女は――、絶句した。
(ええぇぇっ!? こんなに豪邸だったけ、ここんち。でも、お隣ってこっちだけだよね)
こちらではない方の隣は、今は空き地になっている。まっさらだ。
偶に小学生がサッカーや野球をして居るぐらいのもので。
そして、表札を見て、さらに驚いた。
そこには『雲雀』と刻まれていたのだ。
(あり得ないぃぃぃぃぃっ! え、何、雲雀恭弥? 雲雀さんじゃねーか!)
そう突っ込みつつ、(あり得ない)と自分にツッコミ直し、冷静を保った。
そして、チャイムを押す。
『どちら様ですか?』
「宵待Aです」
『あら、Aさんですか。少々お待ちを』
あっさりと自分の名前でここの家には入れることに、驚くA。
あげて貰った後は、速攻家へと戻った。あり得ない状況を整理するために。
(なんか……。彼処にいた人、雲雀さんに似てた。え、あり得ないよね、嘘だよね、嘘だッ!!)
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
ちゃんとトリップしました、良かった。
なんだか、気がついたらトリップしてたようです。
宵待とは、主人公の名字。よいまち、って読みます。
では!
ディープロイヤルパープル �窟�←ディープロイヤルパープル �機�(雲雀さん)
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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ひいろ(プロフ) - ありがとー。頑張るぜぃ☆＜＜悠ちゃん (2011年1月5日 13時) (
レス) id: 15f4ac0929 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 使い切りおめでとーヽ(≧▽≦)/これからも応援してるよっ！ε=ヾ(*~▽~)ノ (2011年1月3日 23時) (携帯から) (レス) id: ff7c66b33d (このIDを非表示/違反報告)
ひいろ(プロフ) - 後八分音符が二つ連なったやつとか。 ありがとねっ<<悠ちゃん (2010年12月31日 11時) (レス) id: 15f4ac0929 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - ＰＣだとハート出ないもんね(汗 ひいろも風邪ひくんじゃないぞ！ (2010年12月30日 19時) (携帯から) (レス) id: ff7c66b33d (このIDを非表示/違反報告)
ひいろ(プロフ) - ｗｗｗそっか、理解したぜｗ 文字化け?機種依存のってなかなかでないよねー。<<悠ちゃん (2010年12月27日 8時) (レス) id: 15f4ac0929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひいろ
