狐の悪魔は憧れの存在【ハズビンホテル】

17 ハズビンホテル ページ19

ミムジーと一緒にハズビンホテルへ向かうと、何やら中から音楽が聞こえ出した


あ〜、取り込み中か〜


なんて思っていると、隣にいたミムジーは音に引っ張られる様に勢いよくドアを開けて、急に歌い出した


貴方「…」


私はそれを背後からじっと見つめて、ミムジーが歌い終わり、皆がミムジーに対して、誰と見つめていた


そうだよね〜


思いながら、ドアに寄り添っていると


アラスター「！？おや、何故Aがこちらに？」
貴方「やぁ！アラスター 私はミムジーについて来てって言われたから来ただけだよ〜」


私に気づいたアラスターが話しかけてきたので、そう答えると


ルシファー「A！？Aなのか！？こんなところで会えるなんて嬉しいよ！」
貴方「ルシファー！この前ぶりだね！」
ルシファー「ハハッ！君に会えるなんて嬉しいよ！そうだ！娘を紹介していなかったね！チャーリーだ！」


ルシファーはそう言って金髪の美人を紹介した


チャーリー「初めまして！！アタシはチャーリーよ！パパの友達なのね！」
貴方「こちらこそ初めてまして！Aと申します！ルシファーとは仲の良い友達です」ニコッ


差し出された手を握り握手を交わして、ルシファーを見ると満面の笑みを私に向けていた


可愛いなっと思っていると


アラスター「チャーリー 少し誤解していますが、彼女は私の為に此処に来てくれたのですよ ルシファーの為ではなく！」
ルシファー「なんだと！？」
貴方「アラスター 私は別に君に会いに来たわけじゃないよ〜 ミムジーに言われたから来たんだよ」
アラスター「ニャハッ！アナタがミムジーの為に！？それはあり得ませんね〜 本当は私の為に来ているのは知っていますから」
貴方「ハハッ 勘違い男はモテないよ」



アラスターにそう言っていると



チャーリー「えーっとお二人はどう言う関係？」
アラスター「今は友人ですね」
貴方「今もだよ」ニコッ
アラスター「…」



強調するとアラスターは強く私を睨んできた



そんなアラスターの顔を知らないフリしてその場をやり過ごした

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