33 ページ34
あの後
誰も来ないように
静かに1人で暗闇に居ると
？「おやおや、こんなところで会うなんて珍しい」
貴方「…」
陽気な声が私の方へ近づいてきた
？「今日はどうしたんだい？私に話してごらん？」
暖かい手が私の肩に触れて私はゆっくりその人物に目を向けた
貴方「ルシファー…」
チャーリーの父で
地獄の王
ルシファーは眉毛を少し垂らして私を見つめた
ルシファー「こんなにも落ち込んでいる君は珍しいね 初めて会った時以来だな」
貴方「…」
彼は少し笑いながら私にそう言ってきた
確かにこんなに状態になっているのは久しぶりだ
ルシファー「何かあったのかい？」
貴方「……今日初めて、友人が私に好意を持っていることに気づいた…」
ルシファー「そうか…君はどうしたいんだい？」
貴方「……私は彼の気持ちに答えたくない…」
ルシファー「何故？」
貴方「…私に好意を持ってくれるのは嬉しい…でも、私にそんな資格はない……私は誰かの好意に応えてはいけない」
ルシファー「応えたくないのはどうしてだ？」
貴方「私が愛した人は全員死んでしまうから……」
ルシファー「！」
生前、愛した人は居た
でも、全員死んでしまった…
貴方「これ以上あんな辛い思いはしたくない……傷つきたくない……大切な人をこれ以上失うのは嫌だ……もう奪われたくない…」
Aの瞳は悲しみで深い青色へと変化した
変化した目をルシファーは見つめ
ルシファー「大丈夫 誰も君を傷つけさせないよ」
ルシファーはそう言って羽を広げながらゆっくりAを包み込んだ
暖かい羽の温もりに触れ
Aは目を閉じた
貴方「…」
ルシファー「落ち着いたかい？」
貴方「えぇ」
ルシファー「前回と同じだな」
貴方「…アナタの羽がとても綺麗だからだよ」
ルシファー「！…ハハッ嬉しい事を言ってくれるね」
ルシファーは笑いながら目を閉じているAを見つめた
貴方「少し眠ってもいい？」
ルシファー「あぁ 構わないよ」
貴方「ありがとう」
Aはゆっくり息を整えて眠りについた
ルシファー「…おやすみ A」
眠る彼女の髪を愛おしそうに触れ
割れ物の様に丁寧に体を抱きしめて、温もりを与えた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 389人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モチ吉(プロフ) - ゆきさん» コメントありがとうございます！！そこ喜んでいただけて嬉しいです！😆更新頑張られせていただきます！！ (3月24日 1時) (
レス) id: b15036a369 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 夢主の目の色が変わるのめっっちゃ好きです！！更新頑張ってください！ (3月23日 18時) (レス) @page39 id: 8c0f29c46d (このIDを非表示/違反報告)
モチ吉(プロフ) - glicoさん» コメントありがとうございます！一気に読んでいただけて嬉しいです☺️更新頑張ります！！ (3月15日 19時) (レス) id: b15036a369 (このIDを非表示/違反報告)
glico - こんにちは！今日、この作品を見たのですがもう最後まで、読み進めてしまいました❗更新待ってます❗ (3月15日 15時) (レス) @page39 id: 2397b8754e (このIDを非表示/違反報告)
モチ吉(プロフ) - anonymousさん» 2度もコメントしていただきとても嬉しいです🥰コメントしてくださるアナタの方が神です🙏 (2月15日 19時) (レス) id: b15036a369 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
