∞さんの絆 (ページ7)

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青side

最近あんまり調子が優れなくて、いつもの病院へきて検査

結果はすぐには出ないから、病院内のラウンジでお茶でもしようと足を運ぶ途中

見慣れた背中が目に入った

青「…信ちゃん？」

後ろから声をかけるとびっくりした顔をした信ちゃんが後ろを向いた

紫「やす…」

青「どうしたん？具合悪いん？」

僕はベットの脇の丸椅子を出しそこに腰かけた

点滴に目をやるともう少しで終わるようだ

紫「おん…」

青「そっか…一緒に帰らへん？」

紫「…じゃあ少し待ってて」

僕は信ちゃんの点滴が終わったことを看護師さんに伝えに行って

自分の検査結果を聞きに行ってその足でお会計に行って

コンビニで二人分の飲み物をかって信ちゃんとこに向かった

信ちゃんは点滴も終わって倒してたベットを起こして座る体制にしていた

紫「ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ」

さっきの丸椅子に座って信ちゃんの背中をさすってあげる

青「水飲む？」

紫「大丈夫、それよりそこのガーグルベース取ってくれへん」

青「おん」

紫「おええええっ」

青「つらいな…」

しばらく吐いてて、落ち着いた信ちゃんは何か覚悟を決めた顔をしていた

紫「やす…まだ誰にも言わんといて」

青「…」

紫「俺な脳腫瘍なん、早めに治療すれば手術も受けられる…けど」

青「なんで…」

紫「え…」

青「なんで誰にもいわんの、しかも信ちゃん今年まだろくに休みとってへんやろ」

紫「…おん」

青「今日だって、朝仕事やったやん」

紫「…」

青「マネージャーとか社長はしってるの？」

紫「…おん」

青「信ちゃんが言わんのやったら、僕が」

紫「まって、ヤスお願いやから」

青「お願いてなんやねん、いっつも一人で抱え込んで

信ちゃん、前に僕に言ってくれたやん『皆で助け合う、つらいときは相談してな』

ってうれしかったんやで」

紫「…ごめん」

青「誤ってほしいわけやないん」

紫「…」

青「もっとみんなに頼ってほしいんや、グループとしても大事なときやん

だから」

紫「わかった、次の全員での収録の時に話すから、それまで待って」

青「…」

僕はそれ以上なんも言えんかった