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私は大声で泣き出し暫くしてから泣くのをやめた
貴方「私が弱くて泣き虫だから…」
自分に言い聞かせるようにそう言い
お母さんとお父さんから貰った刀を手に取った
貴方「お母さん…お父さん…私強くなる為に家から出るね」
私は一人決心をして
刀を取り小舟を一つ盗んでこの島から出た
貴方「怖くなんかない…私は強くなる…」
震えた体を自分で大丈夫と和ませるように摩り
貴方「強くなって……認めてもらう為に」
それから私は数年間一人で旅をした
一人は怖い
けど、一人じゃないといけない
そう思いながら進んでいき
16歳の私は剣士の腕前が強くなった
背も伸び髪も伸び
力も少しだが強くなった
もう怖がりの私はいない
そんな自分が完成した
私が完成してからは敵を狩る毎日
もっと強くならないと…
強く
強く
私は強さを求めて戦っていた時に
？「貴様、剣士か？」
貴方「！！」
私の前に世界最強の男が現れた
貴方「鷹の目のミホーク」
ミホーク「ほぉ、俺を知っているか」
貴方「あなたを倒せば…私は世界一になれる！！私と勝負しろ！」
刃を鷹の目に向けた
ミホーク「…俺は女と戦うつもりはない」
貴方「！なめるな！！」
私は刀を振り回したが鷹の目は下がるばかりでいた
貴方「なんで…なんで当たらない！」
ミホーク「俺とお前の差だ」
貴方「ッ！！」
悔しい
私は少し下がり鷹の目を見た
貴方「絶対に負けない！」
そう言い自分の刀で手を少し切った
貴方「ーッ！！」
ミホーク「何を！？」
貴方「本気を出す為に！」
刃は少しづつ赤黒になり始めた
ミホーク「！？」
貴方「貴様を切る！」
勢いよく相手に近づき刀を振り回した
ミホーク「！！(早い！？)」
キィーン
鷹の目は背中に背負っていた大きい剣を取り出した
貴方「！！やった！！」
ミホーク「俺にこの剣を持たせるとはな…悪いが勝たせてもらう」
私はその前に攻撃を仕掛けようとしたが…
貴方「！」
あっさり弾かれた
弾かれて私の刀は向こうの方に転がった
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