2 ページ3
また数日経ったある日…
ゾロがくいなちゃんと刀で勝負することになった
私は心配になりこっそり見に行くことにした
ゾロはまたもくいなちゃんに負けた
泣いているゾロを見ると胸が苦しくなる
戦いが終わってからくいなちゃんはゾロに何かを言って泣いていた
私はよく聞こえなくてもう少し近くで聞く為に近づいた
その時に…
ゾロ「約束しろよ!!いつか必ず俺かお前か世界一の剣豪になるんだ!!どっちがなれるか競争するんだ!!」
貴方「え…」
私との約束じゃなかったの…
その後くいなちゃんとゾロは約束を交わした
俺かお前ってことは…
貴方「私は入っていない…」
くいなちゃんとゾロが別れてから私はゾロの前に出た
貴方「ゾロ!」
ゾロ「!Aなんでこんなところに?…お前こんな夜にいたら危な…」
貴方「世界一の剣豪って約束!…私とじゃ…ダメだった?」
ゾロ「!!」
貴方「前に私とも約束してくれたのに…」
ゾロ「…お前は世界一の剣豪にはなれない」
貴方「え…」
私は聞き間違いをしたのかと思った
貴方「えっ…嘘だよね?」
ゾロ「嘘じゃねぇ!お前は無理だ!!」
貴方「…私たち親友じゃなかったの?」
ゾロ「俺はお前を一度も親友と思ったことなんかない」
貴方「!!」
その時私の心の中で何かが壊れた音が鳴り
頰に冷たい感覚が流れた
貴方「そうなんだ…」
ゾロ「あぁ…」
貴方「私は世界一の剣豪にはなれないんだ…」
ゾロ「…」
貴方「ずっと親友だと思ったけど…違うんだね…」
ゾロ「…」
貴方「ごめんね今まで」
私はそう言って走り出した
ゾロは後ろから何か言っていたがその言葉は今の私には届かない
無我夢中で走り家に帰った
貴方「うっ…うわぁああああ!!」
私は泣き叫んだ
辛い
とても苦しい
そんな感情が混じり合った
113人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ