ただ自由を求めて【金カム】2

54 チカパシ ページ5

少し笑った尾形が


尾形「こっちに誰か来るぞ」
貴方「ん？」


尾形が見ている方に視線を向けると幼い子供と


貴方「インカﾗマﾂ…」


なぜかインカﾗマﾂが来た


アシ「チカパシだ何でこんなところに！？」
杉元「知っている子？」


どうやら子供はアシﾘパの知り合いらしい


二人はこちらに来ると


チカパシ「遠くからアシﾘパが踊っているの見えた やっと見つけた！！」
アシ「私を探していたのか？」
チカパシ「谷垣ニシパと小樽から探しにきた！！」
白石「谷垣？」
尾形「…」
チカパシ「でも谷垣ニシパが大変な事に！！」
杉元「谷垣に一体何が？」
インカラ「谷垣ニシパは私たちを巻き込みたくなくてはぐれました 谷垣ニシパは昨日から追われてます」
アシ「誰に追われている？」



話を聞くとこの辺りで家畜や野生の鹿を斬殺して粗末に扱う人間がいるらしくそれが谷垣と犯人の疑いをかけられたらしい


杉元「そいつ…詐欺師の鈴川聖弘が言っていた囚人かも」
貴方「ならすぐに犯人を見つけないといけないな」


皆で谷垣を探すのと、真犯人の主人を捕まえるために全員で別れて捜索をし始めた



銃を構えなが捜索をしていると


ダァーン！！



貴方「！！」


遠くから銃声の音が聞こえてきた


私はすぐさま銃声が聞こえた場所へ向かうと谷垣と地元のアイヌ数人と尾形がいた



貴方「谷垣」
谷垣「！Aさん」
尾形「…何だ谷垣を知っているのか」
貴方「一応面識はある」
尾形「・・・」
貴方「それよりも、なぜ銃を向けられている」


アイヌは全員こちらに銃を向けていた


尾形「さぁ？こいつらは俺たちを殺したいらしいぜ」
貴方「…」
アイヌ「銃を捨てろ」
谷垣「Aさん！話せばきっとわかるだから殺さないでくれ」
貴方「…」


谷垣は私の目を見つめてきた


貴方「…殺しはしないが、お前らも銃を捨てろ」
アイヌ「なぜ余所者に命令されなければならない」


アイヌは銃を捨てる気がないらしい


貴方「はぁ…もう一度だけ言う 捨てろ」ギロッ
アイヌ達「ッ！！」


少し睨むとアイヌ達はビクついたが捨てる気配がしない


なら…


私はゆっくりナイフに手をかけようとした瞬間


？「テッポ アマ ヤン (銃を下げろ)」
貴方「？」
アイヌ「エカシ…」


おじいさんがやってきた


どうやらアイヌの偉い人らしい


その人は銃を下げろと行ってから村に連れて行くと言った

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