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下ろしてから私は男から離れてナイフを片付けた


アシ「なんで…杉元にナイフを向けたんだ?」
貴方「…脅して刺青を諦めてもらおうと思ったができなかったからな」


そう言いながら私は来た道を戻ろうとした


が…



ガシッ



貴方「…」
杉元「悪いが刺青の事を話してもらうまで帰らせねぇぞ!!」


ギリッと腕を折る勢いで握られている



貴方「…」



私は握られている腕から男に目線を向けて



男を何か言おうとした瞬間



アシ「杉元!やめろ!」
杉元「!」
貴方「…」


アイヌの女の子が私と男の間に入ってきた


杉元「アシリパさんなんで?」
アシ「この人は杉本を殺さなかったし白石も助けた 悪い人ではないんじゃないか?」
杉元「…」
貴方「…(悪い人じゃないか)…」



私は無言で女の子を見ていると



貴方「ここで話すのは寒いから一旦家に来い」


そう言って三人を家へ案内した


貴方「狭くて悪いな」
アシ「いや、ありがとう」
白石「暖け〜生き返る〜」


私は家の中で正座をし三人をもてなした


貴方「では、話す…弟の刺青は亡くなった時に燃やした」
杉元「は!?燃やした!?」
貴方「あぁ…」
白石「写しとかもないのか?」
貴方「ない…あるのは私の頭の中だけだ」
アシ「!?覚えているのか?」
貴方「あぁ…昔っから記憶力はいいからな」


繊細に覚えているあの刺青


杉元「じゃあ、紙に書いてくれないか?」
貴方「…それは無理だ」
杉元「何故だ?あんたも金塊が欲しいのか?」
貴方「いや、金塊自身に興味はない」
アシ「じゃあなぜ?」
貴方「弟を殺した人物がこの刺青を狙っているからだ」
三人「!!」



そう答えると三人は黙った



貴方「そう言う訳で刺青の情報は渡さない」



伝えてからゆっくりと立ち上がり外を見た


貴方「吹雪が強くなっている もう今日は泊まっていけば…」
白石「あのさ…あんたの弟って誰?」
貴方「…」
白石「いや、俺も一応あんたの弟と同じ刺青を持っている囚人だからさもしかしたら話した事があるかな〜っと思って」
貴方「…」


囚人の男の言葉に全員が私の方へ注目をした


私はゆっくり口を開き



貴方「…龍」
白石「!?」



弟の名を言葉にすると囚人の男は驚いた顔をした

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もち(プロフ) - kaedeさん» 教えていただきありがとうございます! (8月11日 19時) (レス) id: b15036a369 (このIDを非表示/違反報告)
kaede(プロフ) - 初コメ失礼します。杉本ではなく杉元ですよ (7月30日 21時) (レス) @page5 id: 426304659c (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます!オチはまだ未定でして決めるときにアンケートを取ろうと思います。その時に尾形百之助に入れてください!もしオチで別のキャラになりましても個人的に番外編とかで書かせていただくと思いますのでご安心ください (2022年12月19日 14時) (レス) @page38 id: 516c3d1005 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は尾形百之助オチですか?できれば尾形百之助オチでお願い出来ますか?お願いします🙏 (2022年12月19日 11時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 柏さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいでぇええす!! (2022年9月30日 8時) (レス) id: db5f320a20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:人外大好き | 作者ホームページ:http  
作成日時:2022年8月25日 7時

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