【ONEPIEC】海の上【ロー】 (ページ5)

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説得ページ5

交代の時間。今度はシャチが入ってきた。ベポが部屋を退室。

シャチ「なぁなぁ、お前名前は？」

(人1)「…。」

シャチ「ちぇ。…なぁ、何で質問に答えない訳？」

(人1)「…一方的に質問されて、俺には何の権利もない。それどころか縛られる…。
　それが嫌なんだ。不平等すぎる。」

世の中皆平等とは昔よく言ったものだな。俺は最後までその言葉に頷けないが。

シャチ「なるほど…。じゃあ、その縄なければ質問に答えてくれる？」

(人1)「勿論だ。」

シャチ「ふぅん……。てか、性別どっち？それだけ知りたいんだけど。」

(人1)「…教えるか。」

知って何になるってんだよ。つか、女男の判断ぐらいできるだろ！

確かに頭ツンツンしてて、ベリーショートだから「男の子？」って小さい頃にもきかれた！

でももう大人だし、男とは明らかに体のがたいが違うだろうが…。

まぁ、確かにペンギンやシャチやローなんかも細い気がするが、それでも身長はある。

俺の場合身長低くて小柄。どう考えても女に近いだろうが。

シャチ「ま、俺の方からも相談してみる。ペンギンもベポも説得したがそれでも船長
　首を縦にふらねぇし。」

(人1)「！？」

あの2人(正確には1人と一匹)…説得してたのかよ…。どうせ俺が言った事を

伝えただけだと思ってたんだが…。どうやら違ったようだな。

まぁ、それでもその冷酷な船長に従ってんだ。同類と見なさせてもらう。

その後夕飯をシャチが持ってきたため、腕の縄を解いてもらい食べた。

腕の縄を解いた事はローには内緒だとシャチが言っていた。

次の日。起きたらロー・ベポ・シャチ・ペンギンの四人が揃って部屋にいた。

(人1)「尋問再開か？悪いが、俺は何も話さないぞ？」

ロー「…。」

するとローは俺の後ろ側に回り、腹を縛った縄を切った。

その隙にシャチとペンギンも腕の縄を解いた。

(人1)「…どういうつもりだ。」

ロー「昨日三人に説明されてな…。」

…俺的には何も話さない方がよかったんだが。確かにあの尋問は嫌だったが、

喋るのも嫌だな。いい訳が面倒だ。もう、何も包み隠さず喋るか。