【ONEPIEC】海の上【ロー】 (ページ18)

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逃げるページ18

マギようございます！←

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『やぁ、柊 (人1)ちゃん。』

(人1)「…からかうのは止めろ、朱。」

ここは夢か…？

朱『夢じゃない。君の意識の中だよ。』

頭に直接響いてくる朱の声。

(人1)「…何の用だ。」

朱『また、君は逃げるのかい？』

(人1)「!!」

朱『君は何時もそうだね。罪を償う時もあるけど、その後もしない時も……』

俺はそれ以上の言葉はききたくなくて、膝をつき、耳を手で塞いだ。

そんな事をしても意味はなくて、次の言葉は発せられた。

朱『何時も何時も…人生から逃げているじゃないか。』

目が覚めたのは、あの森の中。ではなかった。この部屋は…キャプテンの部屋だ。

持っていた刀もない。服はそのままだが、肌の返り血は取られていた。

どうやら見つかってしまったようだ。

(人1)「…見つかる前に出よう。」

あんな事をして、顔を合わすなんて事は俺の勇気じゃ出来ない。

ガチャ

シャチ「あれ、起きてた。脱走しようとしちゃ駄目だろ、(人1)。」

シャチが見張りだったらしく、ぐいぐいと部屋に戻される。

(人1)「っ…！」

言いたくても、いえない。「ごめんなさい」だなんて、言えるわけがなかった。

シャチ「船長電々虫で呼ぶから、じっとしてて。」

と、部屋の中で通信を始めるシャチ。俺が何か行動した時に直ぐに解るようにだろう。

シャチ「船長、(人1)が起きました。」

それだけ言うと通信を切った。

シャチ「あのね、(人1)。辛い事があったら、逃げ出すんじゃなくて、相談してよ？
　俺達は仲間なんだから。全然迷惑でもないし、寧ろしてほしい。」

(人1)「!!」

キャプテンは、それを言いたかったんだろうな…。

それだけ言って、シャチは出ていきドアを閉めて、キャプテンを待った。

暫くすると、外から会話がきこえた。着たのか。