【ONEPIEC】海の上【ロー】 (ページ12)

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悪夢ページ12

(人1)「テメェ…何が高みの見物だ！この旅行は何時終わるんだ。」

馬鹿(あいつ)のワープをアイツは旅行と言う。まぁ、確かに合ってる気はするが…。

朱「ずっとだよ。どうせあっちに戻っても家にひきこもってるんだろ？」クスクス

(人1)「好きでひきこもってる訳がねぇだろ…！」キッ

ロー「(コイツがひきこもり…？)」

俺は気分が悪くなり、部屋に戻った。後ろからは止めるシャチとペンギンの声と、

「そっちから呼んだくせに。」と言う朱の声がきこえたが、俺は自室に一直線。

…まぁ、自室がないため、ローの部屋だがな。

あぁ、まさかこっちでも人間不信になってひきこもるのか…？

(人1)「…解ってるさ。自分が悪いって事は…。」

俺はそのまま、目を瞑って闇に落ちた。

(人1)「…ここは？」

夢の中…？いや、でも体は言う事をきくし…。てかここ何処だよ…。暗闇…？

『うわぁぁぁぁ！！やめろ、やめてくれぇぇぇぇ！！！』

(人1)「！！」

脳に直接流れる映像。そして、断末魔。

辺りに飛び散る血。そしてその真ん中に立って剣を片手に無言の少女。

その少女は他の人間たちを刺して行く。その殺し方はあまりにも惨く、残酷だった。

(人1)「止めろ…止めてくれ。これだけは…!!」

その少女の顔がアップされる。目の下に涙の様にべっとりつく血。

そして光を失った目。無表情で無言。そんな少女は、ゆっくりと口を開く。

『あーあ、つまらない。』

(人1)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

俺はその場に蹲り絶叫した。泣き崩れたと言ってもいいだろう。

(人1)「あ…ぁあ…あ…ぁぁ…」

俺は瞳を揺らす。何もいえない…。恐怖で言葉が詰まる。

そしてそのまま俺は気絶し、倒れた。

(人1)「ハッ…！」

ここは…船の中…？そうか、夢だったのか…。汗で髪や服がくっ付き気持ちが悪い。

(人1)「っ…何て悪夢だ…。」

しかも、何で今になって…。俺とあの世界を繋ぐ物はもうない…。

この夢を見ると、次の日、俺の過去に関連した何かが起きる。

最悪な事に明日は次の島に着くと言う。

(人1)「どうしろってんだよ…！」

俺はベッドに座りながら、壁を殴った。八つ当たりするように。

ガチャ

静かに入ってきたロー。そのままベットの隣に置いてある椅子に腰をかける。

(人1)「何だよ。何か俺に言いたいことでもあんのか。」

ロー「お前、俺達の仲間になれ。」