標的10 ページ10
「あれ、獄寺君と……A？」
「あっ十代目！おはようございます！」
「おはよ。リボーン君も一緒なんだね」
「ちゃおっス」
獄寺と二人で登校中、ツナとリボーンに出くわした。
獄寺にコソッと耳打ちされる。
「おい、昨日のこと言ったらぶっ殺す」
「イエッサー」
獄寺の殺すはシャレにならんからな。
黙っとこ。
「よかった、二人仲良くなったんだね」
「いえ！知りませんよこんなやつ！」
「もー獄寺は照れ屋さんなんだから」
「アァ！？」
いかんいかん。
獄寺から目をそらす。
「あれ、ツナ格闘技やるの？」
ふと、ツナが持っているチラシが目に入った。
空手、柔道、レスリングなど激しいものばかりだ。
「さすが十代目！護身術も欠かさないとは……」
「いややらないからね！？」
冗談じゃないよ！と青ざめるツナ。
……そのやり取りに、もうあの事件が動き出していることを悟る。
始まる……骸との戦いが。
「あ！」
突然ツナが声を上げた。
「あれは……」
「風紀委員！！あそこにも……！」
校門前には、何人もの風紀委員が立っている。
「そりゃああんな事件が多発してるんだ。ピリピリもするぞ」
「あんな事件？リボーンさん、なんスかそれ」
「知らねえのか？並中の風紀委員がすでに八人やられてんだ」
「んなっ、あの風紀委員が！？」
「やっぱ不良同士のケンカなのかな……」
「違うよ」
ツナの言葉を遮るように現れたのは、雲雀さんだった。
バチ、と目が合う。
昨日のことを思い出し身体が強ばるが、今はそれどころではないらしい。
「身に覚えのないイタズラだよ。もちろん、降りかかる火の粉は元から絶つけどね」
あの時よりさらに鋭く、殺気に満ちた目に、背筋がぞくりとする。
と、どこからか並中の校歌が聞こえてきた。
言わずもがな、雲雀さんの着信音である。
「じゃあ、失礼します……」
「君の知り合いじゃなかったっけ」
そそくさのその場を去ろうとしたツナを、雲雀さんは呼び止めた。
「笹川了平……やられたよ」
「……！」
「ッな、芝生頭……！？」
原作通りだ。
あなたの死ぬ気の炎の属性は……
雷
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 214人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
佐乃(プロフ) - 白露さん» ありがとうございます！夢主ちゃんの寝床はそのうち出るかもです……笑 (2019年7月27日 20時) (
レス) id: 0f99d84b60 (このIDを非表示/違反報告)
佐乃(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます！ (2019年7月27日 20時) (レス) id: 0f99d84b60 (このIDを非表示/違反報告)
白露(プロフ) - 面白いです。続きが楽しみです。 ヒロインちゃんは結局どこで寝泊まりしてるんだろうw (2019年7月27日 17時) (レス) id: 5376065075 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 物凄く面白いです。 (2019年7月27日 16時) (レス) id: fa117b4385 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：佐乃 | 作成日時：2019年7月26日 19時
