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「倒れているあなたを委員長が見つけて、私が運んだんです」
「うわああすみません！ご迷惑を……」
「はは、さすがの委員長でも、応接室の目の前に倒れられては放っておけなかったんでしょう」
確かに雲雀さんなら、その辺で野垂れ死んでいるやつなんか気にも留めなさそうだ。
邪魔だったからとりあえずどけてくれた感じですかね。
「珍しいですよ。委員長が誰かを介抱しろだなんて」
「……その雲雀さんに、私はなんてことを……」
思い出したように疼き出すおでこをさする。
リボーンがいなければ、今頃第二の死を迎えていたに違いない。
そうこうしているうちに、“2-A”と書かれた教室の前までやってきた。
「着きましたよ。ここがあなたの教室です」
「ありがとうございました、草壁さん」
「いえ。それでは私はこれで」
そう言うと、草壁さんは元きた道を戻っていった。
そういえば2-Aって、確かツナたちのクラスだよね！？
なんて都合の良い夢……
ドアに手をかけて、はっと動きを止める。
待てよ。私、転校生なんだよな。
あいにく、知らないクラスに突っ込んで行ける程のコミュ力は持ち合わせていない。
しばらくウロウロしていると、突然ドアが開かれた。
＊
“転入生が来る”
今日は朝から、その話題で持ち切りだった。
「どんなやつが来るんだろーな！」
「ケッ。どんなやつだろうと、十代目に手ェ出したらただじゃおかねえ……」
「だだ大丈夫だよ獄寺君！」
お気楽な山本の反面、獄寺君はすでにダイナマイトをスタンバイしている。
相変わらず物騒だー！
転校初日に噛み付いてきたのはどっちだよ……
「仲良くなれるかな？」
「京子は人当たり良いから、大丈夫よ」
黒川と京子ちゃんの会話も耳に入る。
京子ちゃん、今日も可愛いなあ……
ハッ！も、もし超絶イケメンが来て、京子ちゃんがそいつを好きになっちゃったらどうしよう……！
オレの心配をよそに、ホームルームが始まった。
「……よし、全員いるな。知っていると思うが、今日うちのクラスに転入生が来る」
先生がそう言った瞬間、教室が一気に騒がしくなる。
「おい静かにしろ！今から紹介するから……お、もう来てたのか」
どっかの獄寺君みたいに怖い人じゃないといいけど……
そう思いつつ、オレはドアの方へ目をやった。
あなたの死ぬ気の炎の属性は……
雷
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佐乃(プロフ) - 白露さん» ありがとうございます！夢主ちゃんの寝床はそのうち出るかもです……笑 (2019年7月27日 20時) (
レス) id: 0f99d84b60 (このIDを非表示/違反報告)
佐乃(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます！ (2019年7月27日 20時) (レス) id: 0f99d84b60 (このIDを非表示/違反報告)
白露(プロフ) - 面白いです。続きが楽しみです。 ヒロインちゃんは結局どこで寝泊まりしてるんだろうw (2019年7月27日 17時) (レス) id: 5376065075 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 物凄く面白いです。 (2019年7月27日 16時) (レス) id: fa117b4385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐乃 | 作成日時：2019年7月26日 19時
