標的28 ページ28
＿＿＿次の日。
「……その……、……！」
「なんだ…………知って……」
「……、……十代目も……」
なんだか騒がしいな。
聞き覚えのある声がして目を覚ます。
クロームの姿はすでに見当たらない。
「あっおはようA」
「わり、起こしちまったか」
「はよ……みんな早いな」
「お前がおせーんだろが」
代わりにツナ、山本、獄寺の三人がいた。
彼らはそろってハーフボンゴレリングを手にしている。
「ねえ、それ……」
「これか？よく分かんねーけど、ポストに入っててさ」
「それやばいんだって！つーかなんで獄寺君と山本にも……！？」
「選ばれたからだぞ」
一斉に声のした方に目をやる。
いつの間にか、ディーノさんとリボーンが立っていた。
「ボンゴレリングは現在七つあるんだ。お前以外の六つのリングは、次期ボンゴレボス沢田綱吉を守護するに相応しい六名に届けられたぞ」
「なぁ！？オレ以外にも指輪配られたのー！！？」
ツナは真っ青な顔でそう叫んだ。
ファミリーは代々、ボンゴレの証として七つのリングを受け継ぐ掟なのだとリボーンは語る。
「つってもお前たちの持ってるリングだけじゃまだ……」
「ちょっ、ストーップ！とにかくオレはいらないから！」
「わりーけど……オレも野球やるから指輪はつけねーな」
「そうだよ！それにそんなの持ってたら大変なんだって！昨日のロン毛がまた狙ってくるんだよ！？」
ツナのその一言で、山本と獄寺の表情が一変する。
二人とも、やる気満々になってしまったようだ。
「……やっぱ貰ってくわ。負けたまんまじゃいられねー質みたいだな、オレ」
「オレも十日で、このリングに恥じないように生まれ変わって見せます！次は奴をぶっ飛ばしますんで！」
「え゛ー！！そんなぁーー！」
ツナの意思とは裏腹に、二人は意気揚々と病室を飛び出していった。
ドンマイ、ツナ！
「やるなー、ツナ」
「シャレになんないってー！！」
「それともう一つ、話しておかなきゃなんねーことがある」
「まだなんかあんの！？」
青ざめるツナをよそに、リボーンは思いもよらぬことを口にした。
＿＿＿この時の私は知る由もなかった。
この先、運命が大きく変わることを。
「実はな、ボンゴレリングは本来八つあったんだ」
……は？
あなたの死ぬ気の炎の属性は……
雷
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佐乃(プロフ) - 白露さん» ありがとうございます！夢主ちゃんの寝床はそのうち出るかもです……笑 (2019年7月27日 20時) (
レス) id: 0f99d84b60 (このIDを非表示/違反報告)
佐乃(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます！ (2019年7月27日 20時) (レス) id: 0f99d84b60 (このIDを非表示/違反報告)
白露(プロフ) - 面白いです。続きが楽しみです。 ヒロインちゃんは結局どこで寝泊まりしてるんだろうw (2019年7月27日 17時) (レス) id: 5376065075 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 物凄く面白いです。 (2019年7月27日 16時) (レス) id: fa117b4385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐乃 | 作成日時：2019年7月26日 19時
