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標的14 ページ14

「あれ、開いてる」

九代目からの指令を受けたオレは六道骸を倒すため、みんなと共に黒曜センターへやって来た。
門にかかっていたであろう錠は、すでに壊れている。

「本当だ……壊れてやがりますね」
「手間が省けたわ」

そう言ってビアンキは、謎の気体を放つ桜餅を下ろす。

「壊れたのはつい最近みてえだな」
「ってことは、奴らはここから出入りしてるんスかね。どーします?」

まあ他に入口もないし……
オレたちは正面から突入することにした。
中に入ると、そこらじゅうに瓦礫や土砂が散らばっている。
オレが昔来た頃の面影は全くない。

「ツナ、来たことがあんならお前が案内しろ」
「な、えー!?来たっつっても超昔だぞ!」

無茶言うなよ〜!
とその時、山本が不思議そうな声を上げた。

「んだこれ……動物の足跡か?犬にしちゃあでかすぎるな」

よく見ると、爪の部分に血がついている。
ま、まさかまだ動植物園の動物がいるとか!?
そ、そんなわけ……

「気をつけて下さい!何かいる!」
「んなー!?」
「後ろだ!!」

草むらがガサガサと音をたてる。
な、なんだ……!?
次の瞬間、黒い獣が飛び出した。



「__ランチアさん!!」

あの後、幾人もの刺客を倒し、ついに六道骸を倒した。
と思ったら、実はオレたちが六道骸だと思っていたのは影武者で、本物の六道骸はこの先にいることが発覚した。
ランチアさんは骸に操られ、自分のファミリーを手にかけた過去を悔やんでいた。
同時に、骸は絶対に倒さなければならない相手だと覚悟を決める。

「……行こう、骸のところへ」
「だが最後の切り札は使っちまったぞ」

死ぬ気弾はもうない。
分かってる……だけど、でも!

「六道骸だけは何とかしないと!!」

意識を失った山本を安全な場所へ移す。
ごめんね山本……すぐ戻ってくるから待ってて……

「あそこに六道骸が……」
「いよいよだな」

バーズの鳥を追って、オレたちは黒曜ヘルシーランドに向けて歩き出した。
と、突然ビアンキが足を止める。

「待ちなさい、あなたたち」
「あ?アネキ、今更何ビビって……」
「違うわ。隠れてないで出てきたら?そこにいるのは分かってるのよ」

そう言って、ビアンキの視線の先を見る。
すると、木の影から見覚えのある人物が姿を現した。

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あなたの死ぬ気の炎の属性は……


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佐乃(プロフ) - 白露さん» ありがとうございます!夢主ちゃんの寝床はそのうち出るかもです……笑 (2019年7月27日 20時) (レス) id: 0f99d84b60 (このIDを非表示/違反報告)
佐乃(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます! (2019年7月27日 20時) (レス) id: 0f99d84b60 (このIDを非表示/違反報告)
白露(プロフ) - 面白いです。続きが楽しみです。   ヒロインちゃんは結局どこで寝泊まりしてるんだろうw (2019年7月27日 17時) (レス) id: 5376065075 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 物凄く面白いです。 (2019年7月27日 16時) (レス) id: fa117b4385 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐乃 | 作成日時:2019年7月26日 19時

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