【銀魂】逆ハーなんて平和の妨げ補正いらん［弐］

第56訓 ページ16

剣の体験稽古も終わり、

部屋でまったりお茶を飲んでいる

あ〜茶うめぇ……

ん？あいつらか？

沖田は土方に呼び出されて近藤さんは元気にお妙追い掛けに行った

ふふん、こんな私でも呼び捨て出来る位には距離縮めたんだよ

何だかんだで少しずつ人見知り改善してきてるからな


ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ……


…何か廊下が騒がしいな

何事だ？


桂「A殿はいるか！？」

『ﾌﾞﾌｯ

は、桂！？何で此処に』


驚きのあまりお茶を吹いてしまった

ちょま、何で桂が真選組にいんだよ

しかもちゃっかり制服着てヅラ被って変装してるし

ガチのヅラじゃねぇか


桂「ヅラじゃない桂だ

それより早く此処から逃げるぞ

全く真選組の連中め…警察が誘拐など言語道断だ」


え？逃げる？

逃げちゃって良いのこれ

そもそも稽古付けてもらっといて何も言わずに出ていくのもちょっとなぁ…


『待ってくれ桂

せめて置き手紙だけでも…』

桂「そのような事する必要はない」

『ん？』


メモを取ってせめてメッセージだけでも〜と思ったのに手首を掴まれバックハg…

待て待て待てこの展開覚えしかねぇぞ

何これデジャブ？デジャブか？？


『お前絶対土方に似てるわ…』

桂「？何故俺と奴が」

『何となくな

しゃーねぇ、行くか』

土「やっぱり潜り込んでやがったか」

桂「！！」

『お』

沖「大人しくお縄に付きなせぇ桂」


襖を開ければビックリ

野郎共がスタンバってた

いつもの展開なら一点に意識集中してるから逃げやすいんだよな〜…

と、いうわけで…

今のうちにとっとと逃げんぞ←

駄菓子菓子…


土「おっと、てめぇにも少し大人しくしててもらおうか」

『おわっ！？ちょ、離せ土方！！

いででででっ！！？

分かった！じっとしてるから！！

大人しくするから離してくれ！』


部屋の外へと突進しかけていた身体を呆気なく捕まえた土方はえぐい力で抱き締めた

し、死ぬ……こいつ……！

潰し殺す気かよ！！


沖「恩を仇で返すたぁ良い度胸ですねィ？A」

『悔しいけど正論過ぎて返す言葉もねぇわ…』

沖「随分今回は素直じゃねぇか

やっと俺の下僕になる気になりやしたか」

『何か日に日に悪化してね！？

女通り越して下僕になってんじゃねぇか

なるか！！何をどう考えたらなると思うんだよ！！』


もう疲れた←

早くも投げやりモードに入った私を余所に三人は討論している

土方…頼むから抱き締めながら抜刀しようとすんな怖いわ

あー…めんどくせぇ

第57訓→←イラストぼしゅしゅしゅ〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す