【銀魂】逆ハーなんて平和の妨げ補正いらん［弐］

第48訓 ページ5

『…ん？

何だあれ…』


ターミナル付近を歩いてると奇妙な光景を見掛けた

それは……


坂「いやー江戸に来るのも久々じゃの〜！！

お、おっ……

おrrrrrrrrrrrrrrrr」

睦「道中で吐くな」

坂「スッキリしたぜよ

……うぷっ」

睦「何がじゃほら早く立て

ワシら邪魔になっとるぜよ」


…なぁアレ坂本辰馬と睦奥だよな？

何で江戸に…

ってか臭ッ！！

坂本のゲロ臭が離れた位置にいる私の所まで漂っている

やべ、私まで気持ち悪くなってきた…

さっさと此処から離れよ…


坂「んん？おぉ！！

おーい！！おーいそこのお嬢さーん！！」

『……あ？』


何か坂本が迫ってきて……え

迫ってきてる？？


坂「そこのお嬢さーん！

結婚してくれー！！」

『はあぁぁぁ！！？

つかこっち来んなァァァァ！！』


かれこれ坂本との鬼ごっこを始めて約10分経過

逃げてる私も懲りずに追いかけ続ける坂本も疲れきって息を切らしている


坂「お嬢さん……ぜぇ……ワシと…け、こん………

うぷっ」

『吐いたら殺すぞ』

坂「アハハハハ冗談ぜな」

『嘘吐けテメー汚物が垂れてんぞ』


道のど真ん中でコントのようなやり取りをしている私達に注目が集まる中、

一人私達に近付く人がいた


睦「何をしとるんじゃ」

坂「いやーすまんのう睦奥

このお嬢さんがあまりにも可愛らしいもんで」


まだ何か言おうとしていたが彼の言葉が続く事はなく睦奥に呆気なく蹴飛ばされて気絶した


睦「うちのモンが迷惑を掛けた

すまん」

『いや…

彼、凄い量の吐瀉物出してましたけど大丈夫ですか？』

睦「気にする事はない

いつもの事じゃ」


…うん、知ってた

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