霊感少女と地縛霊［地縛少年花子くん］ (ページ4)

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4話・花子さんページ4

着きました旧校舎。

うわぁ～…

お化け屋敷とかにピッタリだなぁ

貴「寧々ちゃん。まさか…」

寧「Aちゃん！3階の女子トイレだよ！早く～」

ええっ

まさか、“トイレの花子さん”っていうのに

会わせようとしてるのっ⁉

寧「花子くん！着いたよ～」

奥の方を覗いてみると…

花子さんらしき人がいた。

っていうか男の子なんだけどw

まぁさっき寧々ちゃんもくん付けだったし、察してはいたんだけどね…

のちのちお世話になるかもだし

挨拶はしておこ

貴「え～と、花子さん？よろしくねっ」

すると花子さんは目を見開いてた

花「俺が見えるの⁉ていうか、なんで驚かないの⁉」

貴「ん～…。慣れ？」

花「へぇ…。キミ、名前は？」

貴「私は如月A。もしかして、寧々ちゃんは花子さんの助手かな？」

寧「そうよ！毎日こき使われてるのよっ」

苛立ちを見せる寧々ちゃん。

かわいそ…

花「あはは。じゃあ“キサラギ”だね。花子くんて呼んでいーよ。これからよろしく！」

…その後、転校初日で怪異とお友達になっちゃった！

帰り道、スマホの音が鳴った。

貴「んぁ？なんだろー」

メールの差出人は、シラベからだった。
(シラベとは、「転校生」のお話の時に、如月ちゃんが話していた人のことです)

通知を見るのも面倒くさいので、電話をかける。

貴「もしもーし、シラベ。どうしたの？」