霊感少女と地縛霊［地縛少年花子くん］ (ページ20)

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番外編・ケンカページ20

寧々視点

寧「花子くんのバカー！！」泣

遡るは数時間前…

花「ねーねー、ヤシロ」

寧「なに？」

放課後、トイレ掃除をしていた時

花「ヤシロって、足首太いよね」

ぎぐっ

寧「だ、だから⁉」

花「別に～？あ、でもキサラギは足細いよね」

確かにAちゃんは足細いけどさ

花「ヤシロとキサラギで雲泥の差ww」

こうやって、いつも私をからからう。

私だって女の子だし…大根足は気にしてるのに

寧「花子くんはどうしていつも私にそんなこと言うの⁉私、気にしてるのに！」

思わず大声を出した私。

花子くんは目を見開いた

花「え、あ、ご、ごめ…」

謝ろうとしてるのかもしれないけど、もう言い訳なんて聞きたくないっ！

寧「花子くんなんて知らない！花子くんのバカー！！」

鞄だけ手にとって、私は家まで走った。

途中でAちゃんと会ったけど無視をした

ーーーーーーーー貴方視点ーーーーーーー

ちょっと委員会で遅れて、トイレへ向かうと…

寧「花子くんのバカー！！」

と大声で叫ぶ寧々ちゃん。

声をかけようとしたけど寧々ちゃんは走り去っちゃった。

…なんかあったな

貴「何があったの？寧々ちゃん泣いてたけど」

花「…」

うつむきながら黙る花子くん。

よくわかんないけど

貴「寧々ちゃんの足のことをからかったとか」

すると花子くんはバッと顔をあげた。

マジか。テキトーに言ったのに

見た感じ仲直りしてないっぽいし…

私がここはひとつ解決してあげよう！

私は鞄の中からスマホを探し、寧々ちゃんに電話した。

寧「…もしもし」グスッ

…寧々ちゃんまだ泣いてるのかな

落ち込んでる女の子を元気にしてあげられる方法…

あっ、そうだ！

貴「寧々ちゃん。急だけど今から…」