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それから段々雰囲気も柔らかくなり、二人とそのまま話していればいつの間にか時刻は5時。






私は一杯をちびちび飲み続け飲み干したのだが、灰谷蘭様は六杯、灰谷竜胆様は四杯も飲んでいた。


アルコールは入っている筈なのに顔が赤くすらなっていないから正直言って不思議通り越して怖い。





…………え、今ですか?今は……






『では準備もあるので私はこれで』



「えーまだ5時じゃん。Aちゃんったらケチだなー。堅物!仕事人間!」



『褒め言葉です。最低ラインが9時ですが早く行動するのに越したことはないですので』



「やだ」



『そう言われましても』



「諦めろ、兄貴はこうなったら聞かねぇ」






灰谷蘭様に引き止められている所でした。



美しい顔を最大限に活かして引き止めようとしてくる辺り狡いお方だ。まあ私には効かないけれど。





(あ、瞳にうっすら涙の膜が張って潤んでいますね…色っぽすぎて目に毒です。女性はすぐ落ちそう)





これもどこまで演技なのか。梵天幹部ということもあって前々から思っていたけれど、恐ろしい御方だな。






「まだ5時で最低ライン9時でしょ?4時間あるじゃん!まだ話そーよ、俺つまんねー」



『……はぁ、分かりました…………』



「うわ、めっちゃイヤそうな顔。なんか最初に比べて俺の扱い雑になってない?」



「兄貴の扱い方を学んだんだろ。お前やるな」






まあ、色っぽいとか怖いとか色々置いておいて…この二人は基本優しくて寛容な御方だ。


……まあ、もし地雷を踏み抜いのなら、躊躇なく殺されるだろうが。






『灰谷蘭様も灰谷竜胆様も思っていたより寛容な御方でしたので。ですが敬意はしっかりと持っています』



「それは嬉しいけどその堅苦しさ何とかなんねー?」



『……?堅苦しい?私がですか?』






唐突に灰谷蘭様に言われた言葉にハテナを浮かべる。口調が堅苦しいと言われたがそんなつもりないのに。





(……確かに敬意を持って接してはいますが…)






「あー、素かぁ。まあそうだよね。そうだろーと思ってた」



「期待するだけ無駄だろ」



『……?』






またついていけなくなる会話。首を緩く傾げると、何を思ったのか二人が不意に私の手を触ってきた。


初めて会った時より優しげな手つき……だが、動きが艷かましい。なぞる様な動きだ。









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設定タグ:東京リベンジャーズ , 愛され , 灰谷兄弟   
作品ジャンル:アニメ
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- 三途も同じ状況になってしまうのでしょうかww更新頑張ってください!応援してまーす! (2022年3月28日 9時) (レス) @page12 id: b575e31252 (このIDを非表示/違反報告)
ATR214YS(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!ぜひ続きを書いて欲しいっ更新待ってます! (2022年1月4日 10時) (レス) @page12 id: 5cda5f5352 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 待機…( ′ ′ )← (2021年12月20日 23時) (レス) @page12 id: 912a8b7391 (このIDを非表示/違反報告)
NANA - ここで止まっちゃうのかよ?!www更新してほしいー!!!!!! (2021年11月26日 5時) (レス) @page12 id: fc6b10805b (このIDを非表示/違反報告)
どっかの犬好き - さ、さんま見てたら思い付いたんですか…凄いですねw更新楽しみにしてます (2021年10月31日 21時) (レス) id: 7c01fc8068 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:実珠 | 作成日時:2021年9月9日 23時

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