＊私のドリーム・ヒーロー＊ (ページ3)

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【Episode】part3;No side ページ3

空からとてつもない勢いで“何か”が落ちて来て、巨大な音と共に地震は鳴り響いた。

　そのことがあって、大きくて濃い霧が出来上がり、その霧の中に何が落ちたのか確認が出来なかった。

ヴィランF《ヲぉ！？何が起きたんだ。警察か……！いや、違う。これは違うぞ……。！！？ま、まさか……！！》

???《AHAHAHA！！もう大丈夫！何故って！？私が来た！！》

　その霧はだんだん薄めていき、少しずつ形は明確になっていた。とうとう霧は無くなり“何か”が姿を現した。

　空から勢いよく落ちて登場して来たのは、そう、あのNo.1ヒーローであり、平和の象徴である“オールマイト”だった。

ヴィランF《オールマイトだと！！？》

住民AB《オールマイト！！》

住民K《嗚呼……！！これで助かった……！》

住民C《ゔんゔん！！(感動泣き)》

　皆はオールマイトの登場に感動した。

ヴィランF《何故だ？俺は確か部下どもにオールマイトを仕留めろと！》

　ヴィランFはすぐにスマホを取り出し電話をした。しかし、

ヴィランF《おいっ！早く応答しろ！お前らは何をしている！オールマイトはここに居るんだぞ！？おい！！！》

オールマイト《ヴィランFよ。君の仲間たちなら来る前に仕留めた》

ヴィランF《何、だって......クソッ！！部下どもに任せた俺が馬鹿だった。最初から俺が出て、さっさと終わらせていれば……。とんだ時間の無駄だった。まぁいい、オールマイトさんよさっさと俺の手にくたばれやがれえぇ！！》

　ヴィランFはオールマイトを目掛けて数発の個性弾を放った。そして、見事に全ての個性弾は当たった。

　しかし、それは無駄だった。なぜなら、

ヴィランF《フンッ、これで終わりだ。この俺の個性弾を受けて、無傷でいたヒーローなんていな……い！？》

　ヴィランFは驚く。最強の個性弾を放って見事に命中したはずなのに、なんと目の前には無傷で立っているオールマイトがそこに居た。

オールマイト《ヴィランよ。君の個性弾は確かに強い。しかし、私に通じない！》

ヴィラン《クソッ！クソクソクソッ！！！》

　ヴィランFは無我夢中に次々に個性弾を放った。だが、オールマイトは放たれた個性弾を拳一つ一発使い、風圧を作り出しヴィランFの個性弾を吹き飛ばした。

ヴィランF《！！？》

オールマイト《刑務所に戻って反省して来い！テキサススマッシュ！！！》

　オールマイトはヴィランFの腹に思い切って殴った。