主って... ページ5
主は
女を逃がす事はしなかった
三「何故だ！何故...こいつを！」
鶯「俺達がどれだけ苦しんだか！早く殺してくれ主！」
俺達が言っても主は首を縦に振らず
女をロープで縛ると、笑顔で俺達を振り返る
『えっ？なんで殺すの？』
「だって..！」
言葉に出す事も嫌なほど...俺達は虐げられた
チビ達だって、まだ地下牢にほとんどいる
『たしかに、お前らは許せないだろうな？まあ俺だって、お前らが虐げられて許せないけど、そんな簡単に楽にするなんて...勿体ない』
長「勿体ない、ですか？」
『そー、こいつにはお前達が受けた苦しみと同じくらいの苦しみを与えないと...ねっ』
そう言い、縄を乱暴に引き女を立たせた主
俺達が呆然とそれを見ていると、言った
『さぁ、どうする？..タコ殴りする？それとも、丸裸にして外に放り投げる？..あっ、それは一番最後でいいか......えぇ、じゃあ皆で馬糞投げつけるか？そのまま池に５時間入れて、地下牢に三日ぶち込む？もち、食事なしな？そんでもって最後に放り投げるか！』
とても楽しそうに話す主に女は泣いた
主はそんな泣き声や許しを乞う声など聞こえていない素振りで続ける
『んー、でもなぁ...お前らもっと辛かったし
.....チビ達は怖かったろ？てか虐待受けてたよな。傷から見て...うーん、じゃあ馬の後ろに紐で縛って...これはアウトか。はぁ..どうしよ』
本気で頭を抱え始めた主に鶴丸が言った
鶴「なぁ...こいつをどうするかは、俺達が決めていいんだよな？」
『ん？もちろん』
鶴「じゃあ、政府に早急に渡してくれ。それから二度と俺達の前に姿を見せられないように記憶を消して貰うだけでいい」
『えっ...それだけ？』
主はつまらなそうにしたが、鶴丸は頷いた
渋々納得した主はすぐに政府を呼び出した
数時間後、政府の迎えが来て、女は消える
『...よし』
政府の車が見えなくなった頃、
主は俺達を振り返って一言言った
『ただいま』
────────────────────
sideA
その夜、皆は宴を開いた
俺が帰ってきた宴らしい
チビ達は地下牢から出してやると、泣き喚き、
顔を涙でぐしゃぐしゃにして俺に抱きついてきた
俺は力いっぱい抱きしめてやった
しかし...それでもやはり離れない鶯丸
『鶯丸、なぁ...俺そろそろ足痺れてきた..』
そう言っても、余計にくっつく
鶯丸「もう...いなく、ならないで.....いなくなるの、や..」
『...あぁ』
俺は泣き続ける鶯丸の頭を撫でながら頷いた
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風船ガム - Nさん» はい！ありがとうございます！と、吐血...！？ 鶴丸「ちぃはくのか？.....いたいか？なでてやるぞ」...楽しみにしてて下さい！ (2018年8月14日 19時) (
レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
N - 朗報を拝見しました！またお話しが出来るとの事で、今からすごく楽しみです。あの可愛すぎるちびちゃんたちや、保護者たちの生活が読めると思うと、吐血しそうです。楽しみにしています！ (2018年8月14日 16時) (レス) id: c29f3ad4da (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - Nさん» 初めまして！ありがとうございます！そんな...虜にしてしまいましたかｗ.......本当にありがとうございます！頑張ります！ (2018年8月14日 16時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
N - 初めまして。作品を拝見致しました！とても素晴らしい作品ですね。何度も読んでいますが、読むたびに、色々な魅力を感じられて、今ではすっかり貴女様の作品の虜になっています！これからのお話しの展開が楽しみです！ (2018年8月14日 13時) (レス) id: c29f3ad4da (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - mii(｡ρω-｡)さん» それは良かったです！...こちらこそ返信が遅れて申し訳ございません！！ (2018年8月13日 19時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2018年1月11日 21時
