根絶やしにしろ！【誘拐リク】 ページ22
数珠丸によって防がれた攻撃
数「私とて心はありますが...ここまで仲間が傷つけられたならば、話は別です」
言った数珠丸は、見ただけでもわかった
相当怒っている
一期一振「...」
そんな様子すらも冷めた表情で見つめる一期一振は、心があるのか疑わしかった
だがまぁ関係ない
鶴「ぶち殺してやる..」
横から聞こえた声に俺はギョッとした
数珠丸に続き庭先へと歩いた鶴丸の顔は怒りに
染まりきり、噛み締めた口元からは血が出てた
すぐに刃を交えた三人を見て
俺は倒れる二人に駆け寄り声をかける
「大丈夫？二人共...しっかりして！」
しかし山姥切も青江も気を失っていて
ピクリとも動かなかった
「くそっ」
とりあえず止血だけでもと、袖をちぎって
二人の傷に巻いていた時..ふと裾を引かれた
視線を落とせば、涙でぐしゃぐしゃの顔をした
三日月と一期が俺の裾をしっかり握っていた
三日月「きっ..よみ、きよみちゅっ..」
一期「たすけっ...かえりた..い」
泣いている二人に俺は極力微笑み、言った
「大丈夫。みんなで助けに来たからね..早く帰ろう。三日月も一期も、一緒に」
────────────────────
sideA
俺が審神者を見張っていた時
外から凄まじい轟音が聞こえた
『...』
何事かと、審神者部屋の襖を開けた瞬間
目の前の庭に何かが凄い勢いで飛んできて
そのまま堀へと打ち付けられた
『！？』
土煙の中から這い出てきたのは、刀を持ち滴り落ちる血を拭った鶴丸だった
『鶴丸！！』
俺は声を上げるが、鶴丸は気付かずに向こうから来た相手へと飛びかかる
...その相手は、禍々しい妖気を纏った一期一振だった
『...なるほど』
俺は後ろで縮こまっている女を睨みつけた
『てめぇ..刀剣男士を闇落ちさせたんだな』
審神者「...」
『刀剣男士をなんだと思ってやがるんだお前は！！あんな力に頼ってまで戦わせるなんてどうかしてる！あれじゃアイツらは』
審神者「別に私の為に死んでいい奴等なんだから、どうしようと勝手でしょ？」
悪びれもなく笑った女に
俺は完璧に堪忍袋の緒が切れた
庭先で悪戦苦闘していた数珠丸と鶴丸に怒鳴る
『数珠丸！鶴丸！！こいつら根絶やしにしろ！！生かしておくな！ぶち殺せ！！』
刀剣男士達の心を弄び
闇堕ちまでさせた
挙句、彼らを盾としか思っていない
『こんな...こんな本丸ぶっ潰せ！！』
これならいっそ...彼らは死んだ方がいい
一期一振「...」
その方が楽だろ..一期一振
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風船ガム - Nさん» はい！ありがとうございます！と、吐血...！？ 鶴丸「ちぃはくのか？.....いたいか？なでてやるぞ」...楽しみにしてて下さい！ (2018年8月14日 19時) (
レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
N - 朗報を拝見しました！またお話しが出来るとの事で、今からすごく楽しみです。あの可愛すぎるちびちゃんたちや、保護者たちの生活が読めると思うと、吐血しそうです。楽しみにしています！ (2018年8月14日 16時) (レス) id: c29f3ad4da (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - Nさん» 初めまして！ありがとうございます！そんな...虜にしてしまいましたかｗ.......本当にありがとうございます！頑張ります！ (2018年8月14日 16時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
N - 初めまして。作品を拝見致しました！とても素晴らしい作品ですね。何度も読んでいますが、読むたびに、色々な魅力を感じられて、今ではすっかり貴女様の作品の虜になっています！これからのお話しの展開が楽しみです！ (2018年8月14日 13時) (レス) id: c29f3ad4da (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - mii(｡ρω-｡)さん» それは良かったです！...こちらこそ返信が遅れて申し訳ございません！！ (2018年8月13日 19時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2018年1月11日 21時
