◇Story210 ページ10
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「祐希くんオッケーだって〜!」
数分して、相葉くんが嬉しそうに戻ってきた。
それを聞いてみんなもおお〜と小さく拍手。
「楽しそうだね!」
「ね! 浴衣着る!?」
「せっかくだから着ようよ!」
「いいね、浴衣姿見たいよ」
「Aちゃんも着よ!」
「...え!」
女の子たちが浴衣を着るかどうか話してて、
みんな可愛いから似合うんだろうななんて他人事のように考えていたら
その中の一人がパッと私の方を見て言った。え...?
「わ、私もですか...!?」
「うん! 夏祭りといったら浴衣じゃない!?」
「そ...ですけど...」
ゆ、浴衣かぁ...
着たことないんだよね、私。
そもそも家にあるのかどうかも知らないし
仮にあったとしても似合わない気がする。
みんなみたいに明るくて可愛い子は似合うと思うけど
私みたいな暗い女子は浴衣は...どうだろう...。
あんまり気が進まない......。
動きにくそうだし...。
「わ、私はいいですよ...」
「えぇ...! もったいない!」
"Aちゃんだって似合いそうなのにー"なんて言ってくれる。
嬉しいけど...そんな似合う自信ない...。
確かに、着てみたいなって気持ちはどこかにあるんだけど
勇気が出ない、んだと思う。
似合わないだろうって気持ちがあるし。
.
..
「祭り、かぁ...」
前までは行くとしたら千晴ちゃんだったから
なんとなく千晴ちゃんに祭り行くのか聞いてみたら
『二宮くんと行くよ』と返ってきた。
仲良いんだなぁ...。
付き合ってるんだもんね。二人で祭りくらい行くよね。
浴衣は、着てって言われたから着るらしい。
千晴ちゃんが浴衣姿で二宮くんと歩くの、きっと絵になるんだろうな。
可愛いし、かっこいいから。
...なんだか、羨ましい。
〜♪〜
「(ビクッ)...!」
そんな事を考えていたらいきなりLINEの通知音が鳴った。
慌ててスマホの画面を見ると、そこには"櫻井翔"の文字。
え...櫻井くん? どうしたんだろういきなり...
『来週の土曜、夕方から暇?』
見れば、そんな文章。
来週の土曜...って祭りの日だ。しかも夕方から。
なんでそんなこと聞くんだろう?
『バイトの子たちとお祭りに行くけど...』
もし、何かの誘いなんだとしたら惜しい気がするけれど仕方がない。
...でも、夏休みだから櫻井くんにあんまり会えないんだよね。
そう考えるとやっぱり、がっかりする。
まだ、誘いだと決まったわけじゃないのに。
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あんでぃー - ことみさん» ありがとうございます！ そう言っていただけて嬉しいですm(_ _)m 修学旅行考えておきますよ！できれば私も書きたいです (2016年10月30日 1時) (
レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
あんでぃー - らいむぎさん» コメントありがとうございます(*´ω`*) キュンキュンしてくださって嬉しいです笑 今後もよろしくお願いします！ (2016年10月30日 1時) (レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
あんでぃー - keiさん» 作者にも読者にも忘れられるわんちゃん…笑 そう言っていただけて光栄です！Part7もよろしくお願いします！ (2016年10月30日 1時) (レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
あんでぃー - のりさん» ありがとうございます！そうなんですか？近所なんですね！笑 移行したので今後もよろしくお願いします（^人^） (2016年10月30日 1時) (レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ(プロフ) - ふとこの小説に出会ってからずっと更新を楽しみに読ませてもらっています！あんでぃーさんの書く小説の雰囲気や世界観がすごく好きです。これからも楽しみにしています！修学旅行も読みたいなー笑 もし出来たらお願いします！ (2016年10月29日 16時) (レス) id: b4dec6db72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんでぃー
| 作成日時：2016年10月12日 21時
