◇Story235 ページ35
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「おはようございます...」
「あ! Aちゃん!!」
バイトに行くと
相葉くんと、この前一緒に祭りに言った女子が私を見るなり駆け寄ってきた。
...あ...そういえば、
祭り...勝手に抜けちゃったの謝らなきゃ。
「あの...ごめ...」
「祐希くんに聞いたよ〜! 翔ちゃんと祭り回ったんでしょ!?」
「どうだった!?」
「...え」
謝ろうとした私の言葉を遮って
二人がキラキラした目でそう聞いてきた。
...え...?
どうだった、って...?
「ど、どうって言われましても...」
特に...何も。
楽しかったけれど、大したことはなかった。
帰り道のは...よく分からないけれど。
て、いうか...
相葉くんに言われるのはまだわかるとしても...
女子の方は、学校違うから櫻井くんのこと知らない...よね?
どうしてそんなこと聞くんだろう?
「あと! 浴衣!! 何か言われなかった!?」
「そうだよ! あんだけ似合ってたんだから!」
「髪型も可愛くしたしね!」
...浴衣、何か言われたっけ...?
言われてない気がする。特に何も。
この子も、お母さんも、私のために色々やってくれたけれど
似合ってるの一言ももらってないや。
なんて考えれば
浴衣なんて着なきゃ良かったな...なんて思ってしまう。
だって、きっと櫻井くんも似合ってるなんて思わなかっただろうから。
「...何も言われてないですよ」
「「えぇー!?」」
二人そろえて不満そうな声を出す。
そんなこと言われても、何も言われてないものは仕方がない。
「駄目だなー翔ちゃんは...あんだけ似合ってたのにね!」
「ホントだよ! 髪型も可愛くしたのに!」
「可愛かったよね〜あの時のAちゃん」
「え、あ、ありがとうございます...?」
相葉くんにサラリとそんなことを言われて
ふいにドキッとしてしまう。
そうやって言ってくれる人がいるのはすごく嬉しい、けど
...やっぱり、櫻井くんにそう思ってほしいななんて。
「おはようございます」
「あ! 祐希くん! おはよ!」
「ねぇ、水原くんも思ったよね??」
「何がですか?」
「Aちゃんの浴衣姿、可愛くなかった?」
...え...まだその話...
しかも祐希くんにまで聞くんですか...?
来たばっかりの祐希くんは少し首を傾げたあと
「普通に良かったと思いますよ」
なんて言ってはくれたけど
そんなに心がこもってはいなさそうだった。
...もし、櫻井くんにこんな風に言われていたらと思えば少し胸が痛んだ気がした。
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あんでぃー - ことみさん» ありがとうございます！ そう言っていただけて嬉しいですm(_ _)m 修学旅行考えておきますよ！できれば私も書きたいです (2016年10月30日 1時) (
レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
あんでぃー - らいむぎさん» コメントありがとうございます(*´ω`*) キュンキュンしてくださって嬉しいです笑 今後もよろしくお願いします！ (2016年10月30日 1時) (レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
あんでぃー - keiさん» 作者にも読者にも忘れられるわんちゃん…笑 そう言っていただけて光栄です！Part7もよろしくお願いします！ (2016年10月30日 1時) (レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
あんでぃー - のりさん» ありがとうございます！そうなんですか？近所なんですね！笑 移行したので今後もよろしくお願いします（^人^） (2016年10月30日 1時) (レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ(プロフ) - ふとこの小説に出会ってからずっと更新を楽しみに読ませてもらっています！あんでぃーさんの書く小説の雰囲気や世界観がすごく好きです。これからも楽しみにしています！修学旅行も読みたいなー笑 もし出来たらお願いします！ (2016年10月29日 16時) (レス) id: b4dec6db72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんでぃー
| 作成日時：2016年10月12日 21時
