◇Story169 ページ9
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「お疲れさま」
「あ、っ...ありがとう」
100m走が終わってすぐ障害物競走があったから
休む間もなく競技に出ていた。
でもまぁ、私はこのふたつだけだから
もうあとは応援だけなんだよねーなんて
そんな事を考えながら戻ってくると
待っていたように、櫻井くんが笑顔でそう言った。
結局、100m走は勿論1位なんて取れるわけもなく
むしろ後ろから2番目っていう順位だったんだけど
.....まぁ、最下位じゃなかったから良かったということで。
障害物もまぁ...それなりになんとか。
楽しくできたから、良かったかな。
あとはみんなを応援しよう。
「じゃ、俺も行こうかな」
「あっ.....が、頑張って！」
「ありがと」
午前中の最後の競技、綱引き。
それに出るために歩き出す櫻井くんにそう言うと、また笑顔でお礼を言ってくれる。
綱引き、かぁ...
「水原さんお疲れ〜」
なんて考えながら櫻井くんの後ろ姿をじっと見つめていると
後ろから大野くんの声が聞こえてきた。
「あ...大野くん」
「翔ちゃんも沙耶も行っちゃったし一緒に応援しよ〜」
さっきまで沙耶ちゃんと仲良さげに話していたけれど
綱引きに出るから、話し相手がいなくなってしまったらしい。
「あ、出た出た! 沙耶、頑張れ!」
フィールド内に綱引きに出る生徒たちが出てくると
真っ先に大野くんが沙耶ちゃんのいるほうに向かってそう言った。
...本当に仲良いんだなぁ。
そんなに大きい声ではなかったけど、沙耶ちゃんの耳には届いたらしく
恥ずかしそうな、嬉しそうな、そんな表情で大野くんを見ていた。
櫻井くん、は...どこかな.....?
私たちの色のところをじっと見ると...いた、櫻井くん。
近くにいる男子と楽しそうに話している。
周りの男子、結構ガタイの良い人ばかりだけど...
櫻井くん、大丈夫かな? なんだか、見てるコッチが不安になる。
.
..
「お〜...すげぇ」
ぽつり、と大野くんが言う。
私も、つい拍手をしてしまう。
綱引きは、私たちの色が1位を取っていた。
櫻井くんの方を見ると、袖で汗をぬぐっていた。
そんな姿もかっこよくて、つい見惚れてしまう。
結局競技中もずっと、櫻井くんを見ていたのだけれど。
ふいに櫻井くんが、私の方を見た。
遠くにいるから、私を見ていたのかどうかは分からないけれど
ニコリと笑ったその笑顔が、私に向けられていたらいいな、なんて考えていた
.
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ＬＯＶＥ A.RA.SHI - もう少しで190話 いきますね♪ これからも頑張ってください！ (2016年11月23日 14時) (
レス) id: 722bb2ae1f (このIDを非表示/違反報告)
あんでぃー - ストローさん» 初コメありがとうございます！ ちょっとソッチ系にしようか迷ったんですけどね笑 Part6作成しましたので今後もよろしくお願いします！ (2016年10月12日 21時) (レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
あんでぃー - 菜美恵さん» いつもいつもありがとうございます･:*+.\(( °ω° ))/.:+ どうなっていくのか！Part6作成したのでまたよろしくお願いします！ (2016年10月12日 21時) (レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
ストロー(プロフ) - 初コメです( ^ω^ )ストローと申します( ^ω^ ) 祐希くん、相葉さんを慕ってる派か〜…！勝手に祐希くんソッチ系だと思っていました(笑) もうpart6なんですね！早い！マイペースに更新頑張って下さい！(｀･ω･ ´) (2016年10月12日 0時) (レス) id: 5465b9f03e (このIDを非表示/違反報告)
菜美恵(プロフ) - こんばんは！祐希くん、そういうことだったんだと納得致しました｡でも、水原さんにとっては難しいですよね……｡どうなっていくんだろうと不安でいっぱいです。Part6も楽しみです！ (2016年10月12日 0時) (レス) id: ef62e078b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんでぃー
| 作成日時：2016年9月26日 1時
