◇Story178 ページ18
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「櫻井くんが水原さん連れていったじゃない。何引いたの」
口調は、少し強い。
後ろにいる女子たちもそれが気になっているようで
なんというか...威圧感がすごい。
何を引いたのかと聞かれても、
正直私が知りたいくらいだ。だって、
「...分かりません」
「はぁ!?」
「教えてくれなかったので...」
そう言うと、眉間に皺をよせて
悲しそうな表情から、怒っているような表情に変わった。
だからまた、恐怖感が増して、心臓がうるさく鳴る。
「っ...!」
「意味わかんないんだけど!」
...なんて考えていたら、
私の腕を握るその子の力が強くなって、右腕に痛みが走る。
「分からない、って何よ!」
「だ、から...」
「なんで櫻井くんが水原さんを選ぶの!?」
どちらかというと、
私に対して、というより自分に苛々しているように見えた。
きっと、この子たちは櫻井くんが好きで
櫻井くんが私を連れて行ったのが気に食わないんだろう。
....私だって
もしも櫻井くんが私じゃなくて別の子を連れて行っていたら
お題が何であろうと、悲しいし、つらいと思う。
だけど、実際には私を連れて行ってくれた。
何を引いたのかはわからないけれど。
同じ立場だったらきっと
目の前の子たちと同じような気持ちになっていたはずなのに。
...やっぱり、私は我儘なのだ。
それで泣いている子が目の前にいるのに、嬉しいと思ってしまうのだから。
「水原さんは、櫻井くんの何なの!?」
何なの、と言われたら...何なんだろう?
友達...?
なんだか、違うような気がする。
じゃあ...なに?
「櫻井くんに...近づかないでよ!!」
とうとう泣き出してしまった。
近づかないで、と言われても
...無理だ。
私だって、櫻井くんが好きなんだから。
我儘だと思われるかもしれないけれど。
「なんか言いなさいよ...!」
言葉は、さっきほど強くない。
腕を握る力は、まだ強いままだったけれど。
それを見かねたのか、後ろにいた子が近づいてきた。
ふと、二宮くんのことを好きな子たちに色々言われたことを思い出した
あの時は殴られたりした。
同じことをされるかもしれないと思うと、恐怖感が襲って来て
....心臓がうるさい。
どうしよう。
逃げたいけれど、掴まれてる腕は放せなくて。
目の前に来た女の子が手を振り上げたのが見えて
咄嗟に目を瞑った。
「何...してるの」
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ＬＯＶＥ A.RA.SHI - もう少しで190話 いきますね♪ これからも頑張ってください！ (2016年11月23日 14時) (
レス) id: 722bb2ae1f (このIDを非表示/違反報告)
あんでぃー - ストローさん» 初コメありがとうございます！ ちょっとソッチ系にしようか迷ったんですけどね笑 Part6作成しましたので今後もよろしくお願いします！ (2016年10月12日 21時) (レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
あんでぃー - 菜美恵さん» いつもいつもありがとうございます･:*+.\(( °ω° ))/.:+ どうなっていくのか！Part6作成したのでまたよろしくお願いします！ (2016年10月12日 21時) (レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
ストロー(プロフ) - 初コメです( ^ω^ )ストローと申します( ^ω^ ) 祐希くん、相葉さんを慕ってる派か〜…！勝手に祐希くんソッチ系だと思っていました(笑) もうpart6なんですね！早い！マイペースに更新頑張って下さい！(｀･ω･ ´) (2016年10月12日 0時) (レス) id: 5465b9f03e (このIDを非表示/違反報告)
菜美恵(プロフ) - こんばんは！祐希くん、そういうことだったんだと納得致しました｡でも、水原さんにとっては難しいですよね……｡どうなっていくんだろうと不安でいっぱいです。Part6も楽しみです！ (2016年10月12日 0時) (レス) id: ef62e078b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんでぃー
| 作成日時：2016年9月26日 1時
