◇Story177 ページ17
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「.........」
視線が痛い。
多分、気のせいではない、はず。
「なんか見られてるね〜」
「...うん」
体育祭が終わった。
棒倒しも、最後のリレーも全部終わって、片づけに入った頃
私を見てはひそひそと話をする女子を何人か見かける。
その中には睨むように私を見る人もいて。
...怖い、正直。
恐らく、さっき二宮くんが言ってたことだとは思うけれど
だからといって、私がどうすればいいのかなんて分からないし
できることは気にしないでおくことくらいしか...。
「沙耶〜、ちょっといい?」
「あ.....」
片づけをしながら沙耶ちゃんと歩いていると、
沙耶ちゃんが他の女の子に呼び止められていた。
不安そうな表情で私を見るから、つい苦笑いしてしまった。
「行って来たら?」
「いやでも...ほら」
ちらり、と周りを見る沙耶ちゃん。
周りには、鋭い視線を向けてくる女子がいるみたいで。
...心配してくれているらしい。
「大丈夫だよ」
確かに怖いけど、
呼び止められたのにそれを邪魔するのも...と思ってそう言った。
沙耶ちゃんは、迷った様子だったけど
「ねぇ、沙耶ってば」
「うー.....じゃあすぐ戻ってくるから!」
再度、その子に呼ばれたから
そう言って心配そうにしながら行ってしまった。
一人になってしまったけど、
周りの女子は、私のことを見ているだけで声をかけてくる様子はない.....
「ねぇ、水原さん」
...というわけにもいかず。
「ちょっといい?」
鋭い目つきで睨むようにして
同じクラスの子が話しかけてきた。
その後ろには、知らない子たちもいる。
数人の女子に睨まれたら、さすがに怯えてしまうわけで
「っ...!」
言葉も出ずにビクリとしていると、腕を引っ張られた。
...痛い。
だけど、力のない私が抵抗したところで大して響いていないらしく
声も出ないまま連れられた場所は、中庭。
また中庭...。
前のことを思い出して少し怖くなって
心臓が、嫌な感じにドキドキする。
びくびくしていると、前を歩いていた子が
ふっと後ろを振り返った。私の腕は放さないまま。
「さっきの借り物競走、櫻井くん何引いたの?」
「え」
借り物競走の話をされるんだろうな、とは思った。
だけど、その表情はどちらかというと悲し気で、戸惑ってしまった。
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ＬＯＶＥ A.RA.SHI - もう少しで190話 いきますね♪ これからも頑張ってください！ (2016年11月23日 14時) (
レス) id: 722bb2ae1f (このIDを非表示/違反報告)
あんでぃー - ストローさん» 初コメありがとうございます！ ちょっとソッチ系にしようか迷ったんですけどね笑 Part6作成しましたので今後もよろしくお願いします！ (2016年10月12日 21時) (レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
あんでぃー - 菜美恵さん» いつもいつもありがとうございます･:*+.\(( °ω° ))/.:+ どうなっていくのか！Part6作成したのでまたよろしくお願いします！ (2016年10月12日 21時) (レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
ストロー(プロフ) - 初コメです( ^ω^ )ストローと申します( ^ω^ ) 祐希くん、相葉さんを慕ってる派か〜…！勝手に祐希くんソッチ系だと思っていました(笑) もうpart6なんですね！早い！マイペースに更新頑張って下さい！(｀･ω･ ´) (2016年10月12日 0時) (レス) id: 5465b9f03e (このIDを非表示/違反報告)
菜美恵(プロフ) - こんばんは！祐希くん、そういうことだったんだと納得致しました｡でも、水原さんにとっては難しいですよね……｡どうなっていくんだろうと不安でいっぱいです。Part6も楽しみです！ (2016年10月12日 0時) (レス) id: ef62e078b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんでぃー
| 作成日時：2016年9月26日 1時
