女の子の日 2話 ページ8
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「よいしょっと。はい到着〜。」
「ごめんね重かったでしょ……」
「あのねぇ、バレー部主将を舐めちゃいけないよー?女の子1人くらい簡単に抱っこできますー。」
徹はソファーにゆっくり私を座らせて、ひざ掛けを持ってきてくれた。
それから「ちょっとキッチン借りるよ〜」と言って1階に降りた徹は数分後、ホットミルクを持ってきてくれた。
「じゃーん!及川さん特製ハチミツ入りホットミルク〜!」
「えぇぇ、なんかごめんね本当は私がやらなきゃいけないのに……」
「いいのいいの、こーゆー時女の子は体冷やしちゃダメなんだから!ほらあったかいうちに飲みな?」
促されるままホットミルクを飲んでると、徹が自分の足と足の間に私を座らせて、後ろからお腹をさすってくれた。
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…ん?でも私今日アレって言ってないよね?
「徹、もしかして私が今日体調悪い理由知ってるの?」
遠慮がちに聞くと、徹はケロっとした顔で
「え?月イチのやつでしょ?Aの顔見てすぐわかったよ。」
と答えたのだ。
ラッキーアイテム
及川徹のユニフォーム
ラッキースポット
バレー部の部室
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作者名:りある | 作成日時:2019年11月15日 20時