34話 ページ37
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『お前キモイんだよ！』
『孤児のくせに人から愛されると思うなよ！』
『お前は大人しくピエロみたいに俺らを楽しませればいいんだよゴミ女！』
言われた事がないはずなのに、どこか聞き覚えのある言葉が私の頭の中をぐるぐる回る。
自分の口元が、誰かに操られているかのように勝手に弧を描いてニヤッと笑うのを感じた。
「Aちゃん、もう行こ？こんな訳分かんない奴らに構わなくていいよ。」
及川先輩が私の腕を掴んで帰ろうとするけど、足に力が入らなくて動けない。
「そういえばさぁ、お前の保護者、2人とも死んだらしいじゃねぇか！！いよいよお前1人じゃねぇかよw」
そう言われた瞬間、何かがプツンと切れる音が脳内で響いた。
忘れていた小学生時代の記憶がフラッシュバックする。
だめだ。笑わなきゃ。笑わないと。
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『気持ち悪い顔でこっち見てんじゃねぇよピエロ！』
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再び脳内で響いた、誰かのこの言葉が私を暴走させる引き金となった。
「っ……ふふっ……はぁっ……」
「Aちゃんっ！？……おい、お前ら自分がどれだけ酷いこと言ったか分かってんのか！？」
滅多に怒る事のない及川先輩の怒鳴り声が響く。
でも、それすらも気にならないほどに私の頭はイカれてしまっていた。
「あはっ……あははははははっ！！！……きゃははははは！あははははははははははははははははははははははははははっ……」
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りある(プロフ) - 美園さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！まだお話は始まったばかりなので、今後の展開も楽しみにして頂けたら幸いです(^ ^) (2019年11月11日 7時) (
レス) id: 3eeed000d7 (このIDを非表示/違反報告)
美園 - とてもおもしろいです (2019年11月11日 5時) (レス) id: b24611d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りある x他1人 | 作成日時：2019年11月9日 12時
